背中の痛み
こんなお悩みはありませんか?
背中の痛みについて、患者様からは様々なお悩みの声を聴くことがあります。
例を挙げるとすると、
身体を曲げたり、伸ばしたりすることで痛みが出る
上記の状態により、仕事や家事に支障が出る
私生活中に突然痛み出すことがある
座椅子やソファーに座っていると徐々に重ダルさ・痛みが現れることがある
背中の痛みの他に、腰の痛みも出ることがある
痛みにより、足腰に力が入らないことがある。
などが挙げられます。
背中の痛みで知っておくべきこと
背中の痛みで知っておくべきことで大事なことは、大きく分けて二種類あります。
まず一つ目は、姿勢などによる慢性的な痛みと、捻挫や骨折、挫傷などによる痛みです。これらは接骨院や整形外科に通院して施術を受けることができます。
二つ目は内科的な疾患です。背中の痛みがあるからと言って必ずしも姿勢や捻挫、挫傷が原因とは限りません。腎臓や膵臓、胆のうの症状がある場合、背中に痛みが出現することがあります。そのため、接骨院や整形外科に通院しても症状があまり軽減せず、痛みが増強する場合は、内科などの病院を受診することも視野に入れておくことが大事です。
症状の現れ方は?
症状の現れ方は、
1)姿勢が悪くなることにより骨格が歪んでしまい痛みが現れる場合
2)無理な姿勢が長時間続いて筋肉に一時的に大きな負担がかかり痛みが現れる場合
3)交通事故や転倒などの挫傷により痛みが現れる場合
などがあります。
姿勢が悪い状態が長時間続くと、骨格が歪んでしまい、骨につく筋肉が常に引っ張られている、または縮こまってしまっている状態になります。そうすると筋肉に負担がかかり、安静時や睡眠時でも痛みが出る可能性が高くなります。また、一時的に無理な姿勢が続くことでも、筋肉が無理に引っ張られたりすることにより、痛みが出る可能性が高くなります。
その他の原因は?
背中の痛みのその他の原因としては、骨や軟骨、靭帯が加齢によって劣化することや、重い荷物を運ぶ際に腰や背中に負荷がかかることが挙げられます。
加齢による組織の劣化で考えられる疾患は、変形性脊椎症や脊柱管狭窄症、脊椎すべり症などがあります。これらの疾患により、長い距離を歩き続けることが難しくなったり、身体の重みに背骨が耐えられなくなり脊椎圧迫骨折が起きることで、腰や背中の痛みを感じることがあります。
また、負荷がかかることで筋肉が収縮し、疲労することで背中の痛みが起こります。筋肉の疲労が高まることで硬くなり、その結果血流が悪くなります。
背中の痛みを放置するとどうなる?
背中の痛みは放置していると、背中や肩甲骨に付いている筋肉が固くなり、関節や筋肉がうまく動かなくなることで痛みを発し、歩行が困難になるなど重症化することがあります。
放っておくことで、背骨や骨盤、背中の筋肉への負担が繰り返され、慢性的な痛みへと進行していきます。少しの作業で背中に張りや痛みを感じるようになり、頭痛や吐き気を伴うこともあります。歪みや痛みなどが原因で、睡眠が浅くなったり、自律神経が乱れるなどの症状も引き起こすことがあります。
また、高齢者の場合には骨がもろくなり、骨粗鬆症によって背骨がつぶれてしまう圧迫骨折を起こすことがあり、寝たきりにつながりやすいので注意が必要です。
当院の施術方法について
背中の痛みに効果が期待できる当院の施術メニューには、猫背改善施術、スタンダート矯正、ライト矯正があります。普段の姿勢が背中の痛みに関連しており、重心が常にかかる場所によって痛みや負担の場所が異なります。
猫背改善施術では、痛みの原因となっている筋肉に焦点を当てて施術を行います。
スタンダート矯正とライト矯正は、姿勢改善を目的として施術を進めます。
施術の方針は患者様との対話を大切にしながら、施術を行っていきます。
その他のメニューとして、鍼施術もお勧めしています。鍼施術では、痛みの発症となっている所に刺す局所施術と、固まってしまった筋肉を柔らかくする血流改善といった効果があります。
改善していく上でのポイント
背部の筋肉をアプローチする際には、浅層部と深層部の差を考慮し、適切な強さで施術を行うことが肝要です。強さ加減が適当でないと肋骨の骨折や脊椎圧迫骨折、脊髄神経の圧迫などの合併症を引き起こす恐れがあります。万が一、しびれ感やめまいなどの症状が現れた場合は、速やかに病院や整形外科を受診し、安全な状態で施術を進め、症状の軽減を期待します。
スタンダード矯正・ライト矯正・猫背改善施術を行う頻度は患者様と相談して方針を決めていきますが、週2回以上、3か月以上続けることで症状の軽減が期待できます。
また、筋肉の硬さや血流の悪さも原因の一つとして考えられるため、鍼施術を併用することでさらなる症状の改善が期待できます。