肉離れ
こんなお悩みはありませんか?
こんにちは!今回は肉離れについて書かせていただきます!
以下のような症状ありませんか?
ハムストリングス(太ももの裏の筋肉)や大腿四頭筋(太ももの前面の筋肉)、下腿三頭筋(ふくらはぎの筋肉)が痛い
久しぶりに走って足が痛い
押した時に痛みが出る
付近の関節を曲げ伸ばししたとき、痛めたところの痛みが増す
皮膚上に凹みがみられる
内出血している
身体からプチッという音がした
痛みが強くて足に体重をかけられない
複数の症状に当てはまる方は肉離れの可能性があります。ちなみに、痛みの強さは肉離れの重症性によって異なります。
肉離れで知っておくべきこと
肉離れは、筋肉が断裂する怪我です。太ももやふくらはぎなどの筋肉が切れたり裂けたりすることによって、炎症や内出血を引き起こし、患部が腫れて激しい痛みを感じます。部分的に断裂することが多いですが、まれに筋肉が完全に断裂してしまう場合もあります。
テニスを行う際に頻繁に起こりやすい怪我として知られており、ボールに素早く反応して瞬発的に動いた際、収縮していた筋肉が急激に伸び縮みして筋肉の繊維が裂けてしまうことがあります。
また、肉離れは「繰り返す」と言われています。そのため、一度肉離れを起こした場合には、再発を防ぐための対策を講じることが重要です。
症状の現れ方は?
肉離れが起きるということは、筋肉が断裂している状態を指します。そのため、場合によっては「ブチッ」や「バチッ」という音とともに肉離れを起こすこともあります。もし音が聞こえた場合は重症である可能性が高く、歩行が困難になることがほとんどです。
症状の表れ方としては、最初に痛みや押した際の痛みを感じることがあります。さらに、損傷している筋肉を曲げ伸ばしすると痛みを感じる場合もあります。
筋繊維が完全に断裂している場合は、断裂した箇所が目視で凹んでいることが確認できることもあります。その後、時間の経過とともに損傷部位が腫れてきます。この腫れは皮下出血(内出血)とも呼ばれ、やがてアザとなる場合があります。この腫れを抑えるためには、受傷直後からの圧迫や冷却が重要になります。
その他の原因は?
肉離れのトリガーとして、急激なダッシュやジャンプによる筋肉への大きな負荷が挙げられます。しかし、それ以前に身体の状態が影響していることも考えられます。例えば、筋肉の硬さや筋肉量の低下、血流の悪さ、不十分なウォーミングアップ、睡眠不足、水分不足、さらには飲酒など、さまざまな要因が関連します。
つまり、日常生活を整えることで、肉離れを起こすリスクを下げることが期待できます。反対に、不規則な生活や飲酒、睡眠不足が続くと、肉離れを引き起こす可能性が高まる場合があります。
特に激しい運動を行う方は、できるだけ飲酒を控え、十分な睡眠を確保することが重要です。この機会に私生活を見直してみてください。
肉離れを放置するとどうなる?
肉離れが起こると、早期に施術を受けない場合、再発しやすくなります。また、血腫(皮下出血)や瘢痕組織と呼ばれる瘡蓋のようなものができることがあります。血腫は皮膚が盛り上がり、最初は赤紫色ですが、時間が経つと青黒く変化し、最終的には消失します。
また、皮膚は比較的柔らかいため伸び縮みし、その下の組織をあまり圧迫しません。このため、皮下出血自体はそれほど痛みを伴わないことがあります。しかし、放置するとしこりやつっぱり感などの後遺症が残ることがあります。
さらに、長期間放置すると筋力や柔軟性が低下し、最悪の場合、歩行困難に繋がることもあります。そのため、早期の施術をお勧めいたします。
当院の施術方法について
当院では、肉離れを起こした直後の患者様には、まず圧迫と冷却を行います。直後の処置が非常に重要となりますので、肉離れを起こしたと思われる方は、早めの来院をおすすめいたします。
その後のケア、もしくは肉離れを予防する身体づくりのための施術として、足の血流の軽減が期待できる施術や下半身ストレッチを行っています。これにより、肉離れの原因となる血流の悪さや筋肉の硬さにアプローチいたします。
足の血流の軽減が期待できる施術では、第2の心臓ともいわれるふくらはぎから足の指先までを丁寧に施術し、身体全体の血流アップが期待できます。また、足の冷えやむくみの軽減にもつながります。
さらに、下半身ストレッチは筋肉が硬い方はもちろん、代謝アップや腰痛の軽減にも期待ができます。
また、自分で行えるケア方法もお伝えし、院での施術とご自身でのケアを両立して進めていきます。
改善していく上でのポイント
筋肉が硬直し柔軟性を失った状態で運動を始めると、急な動きに耐えきれず、肉離れを起こしやすくなります。運動前に、いつもより体を動かしづらいと感じた場合は、普段よりもしっかりとウォーミングアップを行うことが重要です。
肉離れの応急処置では、「RICE処置」という方法を行います。RICE処置とは、Rest(安静)、Ice(冷却)、Compression(圧迫)、Elevation(挙上)の4つの工程で行う処置のことで、肉離れに対して効果が期待できる応急処置です。
肉離れを起こした際、痛めた部位を無理にストレッチして伸ばそうとすると、さらにダメージを与えてしまう可能性があります。受傷直後は、できるだけ安静に保つことが大切です。