腱鞘炎
腱鞘炎で考えられる症状として
指の動きがスムーズにいかない
指が曲がりにくい
指の第2関節(pip関節)が痛い、曲がらない、動かない。指が腫れている
指を曲げるとポキッと音が鳴り引っ掛かる感じがしてクリック音がする
必要以上に曲げたり伸ばしたりすると痛くなる
このような症状が強く出てくるのが腱鞘炎になります。どこの指にも起こる可能性があります。またパソコンをお仕事などで使用して手や、指に痛みを感じる方もおおくいます。パソコンを使用する際は片方だけではなく両方に負担が来ますが特に普段使用する頻度が多い、利き手はクリックしたりマウスをいろんな方向に動かしたりと常にたくさんの負担がかかりやすいので、腱鞘炎になりやすいのです。
腱鞘炎に対する当院の考え
前述で症状を説明したのでなぜそうなってしまうのか説明すると骨と骨の間の関節の近くに腱と呼ばれる指を動かすのに必要なものが存在します。そしてこれは腱鞘と呼ばれる筒みたいに空洞があります。その中を腱が束になって通ってます。腱が滑らかに思うようにスムーズに動作することで指が伸び縮みしたりします。なんらかの原因で、例えば加齢や外傷で関節に炎症が起きると、腱や腱鞘にも炎症が起きてしまい腱鞘炎を誘発してしまいます。その結果、デスクワークなどや家事などで指を伸び縮みさせるときに痛みが出たり、動きがスムーズに動かなくなったりするのが腱鞘炎と一般的には呼ばれています。なるバネ指などを起こしてきます。
また外傷では正常な腱に外傷が加わり発生し急性と亜急性に分別されます。亜急性では疲労性と考えられます。比較的軽度な外力が繰り返し作用して損傷します。初期には損傷として認識されないことが多く。少しずつ損傷の範囲や程度が広がり、臨床症状として現れてきます。例えば仕事、スポーツ活動で機械器具や各々の特性などにより持続的。継続的な外力が加わり微細な損傷を繰り返して臨床症状が現れます。
腱鞘炎を放っておくとどうなるか
腱鞘炎を放っておくと、大きく分けて3つに症状が分類されます。臨床的には断裂損傷と使い過ぎに分かれます。使いすぎは症候群としてとらえ腱炎、腱周囲炎、腱の骨付着部炎などと呼ばれることが多いです。しかし実際に部分損傷のなかにも使いすぎとして扱われているものも多く含まれており、ここでは組織損傷として両者を含んで1度から3度に分留されます。1度では腱繊維の断裂を認めないが腱実質、屈筋自体、伸筋自体、活液胞などに生じた機械的炎症であるいは直達外力による損傷をいう、初期には一定の動作、不可で疼痛を訴えびまん性の腫脹、圧痛などが出現しほとんどが原因を除去することで軽快する。一部のものは靭帯生の肥厚や腱の浮腫といった病態を示し、関節運動障害を呈するものがある。
2度では腱繊維の部分的断裂損傷をいいます。腱実質の損傷が主役となりますが組織炎、損傷が合併することが多いです。関節運動および負荷により疼痛を訴え、腫脹、圧痛、血腫形成陥没につながります。
腱鞘炎の軽減方法
腱鞘炎を改善するには損傷された腱は程度によって修復過程が異なります。屈筋腱縫合後の研究では、腱修復初期から3週までの間に腱上膜に由来する細胞と腱内部に由来する細胞の両者が増殖し、血行の再開とともに腱縫合部は繊維組織で連結する。三週までは肉芽組織が繊維組織に変化する時期であり3〜6週間かけて腱縫合部を連結する組織に明らかな変化が認められてくる。3週で高原繊維や繊維芽細胞の配合生が出現しはじめ6週では腱の長軸方向に配列する明瞭な高原繊維が腱の断裂端に侵入し、腱の連続性が明らかとなります。
指の運動を制限し3〜4週間安静を保持する。保存療法で効果が得られない時は医師に対診を依頼する。子供の場合はほとんどが自然治癒する。
腱鞘炎に対する当院の施術メニュー
おすすめの施術メニューはEMSです。
EMSは低周波、中周波、高周波があり低周波では皮膚へのアプローチ、中周波では筋肉へのアプローチ高周波では筋膜に対するアプローチ。また干渉波、変調波、パルス波があり腱鞘炎に対してはパルス波を流します。パルス波は短い時間の刺激をゆっくりとした間隔で繰り返します。なので除痛の効果があります。また干渉波も使用します。干渉波では体の深部に直接刺激を与えるので筋肉の深いところまでしっかりと施術をしていきます。
また筋肉や腱が硬くなることにより運動制限や、可動域制限がある場合はストレッチの、指導や筋力トレーニングの指導もします。
施術頻度はどのくらいか
軽減するための施術頻度は痛みがあるうちは毎日でも施術したほうがいいです。また人間の細胞の周期が3カ月で生まれ変わるので三カ月で痛みがとれてもう3カ月で痛みが出にくくなると考えられます。また痛みが徐々に落ち着いてきたら週1.2.3のペースにして施術頻度を下げても大丈夫だと思います。