肉離れ
こんなお悩みはありませんか?
このような症状ございませんか?
太ももに突然大きな痛みが走った
スポーツ中に足が痛くて動けなくなった
柔軟や体操をせずに運動をしてしまった
最近身体の柔軟性がない
筋肉痛に似た痛みがいつまでもよくならない
ふくらはぎから「ぶちっ」という音が聞こえた
応急処置方法が知りたい
肉離れを発生させたくない
歩くことが困難
ストレッチや歩行、ダッシュなどの特定の動作で強い痛みが出る
上記のように肉離れの悩みを抱えられている方は当院にご相談下さい。
肉離れで知っておくべきこと
肉離れとは、筋肉が引き伸ばされると同時に収縮する際に起こる筋肉の断裂です。部分的な断裂が多いですが、まれに筋肉が完全に断裂してしまう場合もあります。
たとえば、ダッシュをしようとする際にハムストリングス(太ももの裏の筋肉)がぎゅっと収縮します。その後、走り出して膝を伸ばす動きが加わると、収縮している筋肉が無理やり引っ張られる状態になります。このとき、収縮する筋力が引っ張られる筋力に負けることで肉離れが発生します。
肉離れは、筋肉であればどこにでも起こる可能性がありますが、特にハムストリングス(太ももの裏の筋肉)、大腿四頭筋(太ももの前面の筋肉)、下腿三頭筋(ふくらはぎの筋肉)に起こりやすいです。また、サッカーなどのスポーツでは内転筋(太ももの内側の筋肉)にも頻繁に見られます。
症状の現れ方は?
肉離れを発症した際には、「ぶちっ」「ばちっ」という断裂音を自身で感じることがあり、痛みを伴う場合が多いです。
ふくらはぎの肉離れは「テニスレッグ」とも呼ばれ、テニス中に頻繁に起こりやすい怪我としても知られています。ボールに素早く反応して瞬発的に動いた際、収縮していた筋肉が急激に伸び縮みし、筋肉の繊維が裂けてしまうことがあります。
肉離れによる痛みには、主に以下の3つが挙げられます。
1. 伸ばしたときの痛み(ストレッチ痛)
筋肉を伸ばした際に感じる痛みで、重症度を反映するため重要です。
2. 押したときの痛み(圧痛)
患部を押すことで生じる痛みです。
3. 自発痛
安静時でも感じる痛みがある場合があります。
その他の原因は?
・急なダッシュやジャンプ、ストップなどの動作
・筋肉疲労の蓄積
・柔軟性の低下
・ウォーミングアップ不足
・水分不足
・飲酒
・寒さによる血流不足
・オーバートレーニング(使いすぎ)
筋肉が硬い状態のまま運動を行うと、肉離れのリスクが高くなります。また、筋肉が疲労していたり、弱っていたりすると、軽い運動や日常の何気ない動作でも肉離れを引き起こすことがあります。
発症するタイミングとしては、スポーツ中や肉体労働中が多くみられますが、筋肉が疲れていたり筋力が低下している場合には、発症のリスクが高くなります。準備運動を十分に行わないことも、リスク要因の1つといえます。
肉離れを放置するとどうなる?
・血腫や瘢痕組織が形成され、しこりやつっぱり感などの後遺症が残ることがある。
・患部をかばうことで、二次的な怪我や不調を誘発する可能性がある。
・身体の歪みにつながることがある。
・運動機能が低下する恐れがある。
・肉離れが癖になり、再発する危険性がある。
肉離れは、筋肉が強い筋収縮や過度な伸長によって断裂するスポーツ障害です。初期対応を怠ると症状が悪化し、最悪の場合には歩行が困難になることもあります。
肉離れの施術では、患部を安静にして固定することが基本となります。また、血行を良くし、損傷部位に必要な栄養を届けるための姿勢や関節の動かし方、歩き方の指導を受けることも大切です。
当院の施術方法について
当院では、肉離れに対してアイシング、電気療法、鍼施術、手技施術を行います。
アイシングは、炎症による熱を抜き、腫れや痛みを軽減します。
電気療法は、深層部分へのアプローチにより、組織の回復が期待できる施術です。これにより、これまでは安静にして自然回復を待つのみだった場合でも、ハイボルテージ施術では能動的に回復を促すことが期待できます。
鍼施術は、肉離れが起きている場所に直接鍼を打ち、断裂した筋線維の修復を促していきます。その後、損傷部位に対して局所と遠位の両方から、筋線維や経絡(気の通り道)の流れに沿って、縦横に刺激を加えます。
施術後は必ず冷やすようにアドバイスします。翌日以降も間隔を空けずに2~3回施術を受けることで、痛みの軽減が期待できます。
改善していく上でのポイント
再発を防ぐためには、ケアやストレッチを入念に行うことが大切です。柔軟な筋肉は、肉離れだけでなく、怪我の予防にもつながります。
例えば、太ももに肉離れを起こした方は、その部位だけでなく身体全体の筋力アップを意識してみてください。身体全体を1つのユニットとして捉えることで、太ももへの負担が軽減され、再発を予防することが期待できます。
筋肉の柔軟性を高めるには、日々のストレッチや運動前後のストレッチが大切です。ふくらはぎのストレッチには、アキレス腱伸ばしが最も簡単で、効果が期待できる方法です。運動前後や競技中にも取り入れることで、柔軟性の低下を防ぎ、肉離れの予防につなげましょう。