悩みタイトル

足が疲れやすい
足の長さが違う気がする
歩行する際に左右で感覚が違う
歩行の際、急に膝から力が抜ける感じがする
歩行する際に痛みが生じることがある

これらの症状がある方は「変形性膝関節症」の疑いがあります。

症状が出たからといって不安にさせてしまうかもしれませんが、この症状はそれだけ気付きにくい症状なのです。ですが、一度患った場合その状態から良い状態に戻すことが難しい症状ですので、注意することに越したことはございません。

変形性膝関節症に対する当院の考え

変形性膝関節症は関節内の軟骨に起こる症状です。

当院で提供できる施術は、基本的に筋肉へのアプローチに限られます。この施術は、筋肉の衰えや凝りを和らげ、膝関節にかかる負担を軽減することを目的としています。
具体的には、指圧やストレッチを取り入れて筋肉の緊張を緩和し、膝への負担を減少させる方向での努力をしています。
接骨院では手術や観血療法、薬の投与は行えませんので、外側の筋肉に対するアプローチが主となります。

変形性膝関節症を放っておくとどうなるのか

変形性膝関節症は、関節内の軟骨がすり減ることによって引き起こされる症状です。普段の活動や運動により関節軟骨が摩耗することでこの症状が表れます。

この症状は、大まかに軽度、中度、重度の3つの段階に分けられます。

軽度の場合、膝周囲に違和感が生じることがあります。歩いている時やふとした瞬間に膝が突然曲がり力が抜けることがあるものの、痛みはほとんど感じません。

中度の段階では、関節軟骨の摩耗が進行し骨同士の間隔が適度な間隔を保てなくなるため、軽い痛みを感じるようになります。しかし、筋肉の柔軟性があれば運動をすることでその症状が和らぐこともあります。

一方、重度の段階では、立っているだけでなく膝を曲げる動作でも強い痛みが伴います。この状態では日常生活の動作にも大きな制限が生じる可能性が高まります。

変形性膝関節症の軽減方法

変形性膝関節症の軽減方法はいくつかありますが、最も選ばれているのが関節にヒアルロン酸を注射する観血療法です。この方法は、関節の動きをスムーズにすることを目的としています。
また、膝への負担を軽減するために、靴の中や靴下に中敷(インソール)を使用する方法や、膝関節にサポーターを巻く方法も有効です。

当院がおすすめする対策としては、筋肉の増強や柔軟性を向上させること、関節の正しい位置を保つこと、そして、歪んだ筋肉や骨の位置を調整することが挙げられます。

何度も強調しますが、当院で提供できるのは予防や初期段階の対応に限られます。もし膝に違和感を感じた場合は、早めにご来院いただきたいと考えています。

変形性膝関節症の軽減が期待できる施術メニューは?

当院でおすすめするのは「ストレッチ」「全身矯正」「電気療法」の3つの施術です。

「ストレッチ」は柔軟性向上を目的とした施術です。この施術により関節や骨を覆う筋肉が柔らかくなり、関節への負担が減少します。

「全身矯正」は骨の位置を正常な状態に戻すことを目的とした施術です。骨が正しい位置にないと付着している筋肉が捻れてしまい、硬くなってバランスも崩れてしまいますが、それを軽減する効果が期待できます。

「電気療法」は硬くなった筋肉を刺激することで動きを取り戻す施術です。痛みを感じる方でも負担なく施術を受けることができます。

その施術を受けるとどう楽になるのか

筋肉を柔軟にするストレッチやEMSのような施術は、筋肉の柔軟性を向上させる効果が期待されます。柔軟性がある筋肉は血液循環を促すポンプのような役割を果たしてくれるため、代謝が向上し冷え性の軽減や怪我の防止にも繋がります。

一方、矯正施術により骨格が正常な位置に調整され、体の歪みや筋肉の不自然なねじれが修正されることで筋肉にかかる負担が軽くなることが期待できます。

これらの施術を受けた後は、施術前との違いがすぐにお分かりいただけると思います。

変形性膝関節症を軽減するために必要な施術頻度は?

ご来院いただく頻度として、理想的には3〜4回のご来院をおすすめしています。

人の身体は長い間の状態を記憶し、それが通常の状態として認識してしまいます。現在お悩みの方も、突然の症状ではなく日常生活の中での疲労が蓄積し、その結果として症状が表れたと考えられます。要するに、筋肉量の減少や血行不良の状態、柔軟性の低下などが身体に定着しているのです。

身体は記憶した状態に戻る傾向があり、一時的なマッサージなどで軽減されても元の状態に戻ってしまいます。そのため、定期的に施術を受けて身体に良好な状態を維持することが重要です。

もちろん、お仕事や日常生活の都合もございますので、難しい場合でも少なくとも2回のご来院をお勧めします。