悩みタイトル

皮膚が赤く腫れる
→帯状疱疹はウイルスによるもので両側ではなく片側のみに出るのことが多いです。

水脹れができる
→帯状疱疹ウイルスに感染すると水脹れができます。好発部位としては胸、背中です。それ以外にも顔やお腹、手足にも発症します。

痛み
→初期では皮膚の発疹により数日から数週間ピリピリした痛みがでます。ひどくなると強い痛みや激痛になる事もあり、3〜4週間続くこともあります。

不眠症
→腫れによる発熱や痛みにより睡眠が阻害され、不眠症や自律神経が乱れる事もあります。

可動域制限
→皮膚の発疹や腫れにより可動域制限が起こります。これは発疹が落ち着けば可動域は上がるので一時的なものです。

帯状疱疹後に対する当院の考え

帯状疱疹後でもっとも頻度の高い後遺症の一つが、皮膚症状が治った後も痛みが持続する【帯状疱疹後神経痛(PHN、ピーエイチエヌ)】です。
PHNの痛みは、継続的な「焼けるような」または「締め付けられるような」感覚の痛みから、局所的な「ズキンズキンとする」疼痛や、軽度な接触でも痛みを感じる「アロディニア」と呼ばれる痛みまで様々です。これらの痛みは、しばしば睡眠や日常生活に支障をきたすことがあります。

帯状疱疹後神経痛(PHN)は、皮膚の症状が治癒した後に発生し、神経に損傷が残ることによって引き起こされる痛みです。アロディニアは、本来は痛みを感じないはずの軽度な接触によっても痛みが生じる現象であり、皮膚上の感覚に変化が起きていると考えられています。

帯状疱疹後を放っておくとどうなるのか

帯状疱疹後は、症状やその程度が人によって異なります。一般的には、「焼けるような」「ズキンズキンとする」「刺すような」「電気が走るような」痛みが感じられ、皮膚感覚が鈍くなることがあります。
この痛みはしばしば日常生活や睡眠に支障をきたすことがあり、例えば「シャツが擦れて痛い」「痛くて顔が洗えない」といった日常生活への影響が出ることがあります。

帯状疱疹が発症した部位によって特定の合併症が生じることもあります。
例えば、帯状疱疹が初期に顔の周りに現れた場合、目の症状を伴う合併症が発生しやすいです。角膜炎や結膜炎などの症状が見られ、視力低下や失明のリスクがあることがあります。
また、ラムゼイ・ハント症候群として知られる合併症は、帯状疱疹と耳の周りに発生することが多く、めまい、耳鳴り、難聴などの症状を引き起こすことがあります。

帯状疱疹後の軽減方法

帯状疱疹は、加齢、過労、ストレスなどが原因で免疫力が低下し、また、糖尿病やがんなどの免疫力が低下する病気にかかっている場合に発症しやすくなります。

帯状疱疹後は、健康的な生活習慣を維持することが重要です。そのためには、食事のバランスを整える、十分な睡眠を取る、早寝早起きを心がけるなど、健康的な生活習慣を保ち免疫力を高めることが大切です。
適度な運動を行い、心身のリラックスを促す時間を持つことも、過労やストレスを軽減するのに役立ちます。また、身体を冷やさないように気を付けることも大切です。

当院の鍼施術では、自律神経の乱れへの施術、睡眠の質向上、疲労の緩和など、身体の不調に対応する施術を提供しており、帯状疱疹後の身体のメンテナンスをサポートします。

帯状疱疹後の軽減に効果的な当院の施術メニューは?

帯状疱疹後によく見られる症状の一つが、帯状疱疹後神経痛です。
今回は、この神経痛に対して効果を期待できる施術メニューをご紹介いたします。

帯状疱疹後神経痛は、ウイルスが神経を傷つけることが原因で発生し、痛みや感覚異常が残存し、発症から6ヶ月以上継続する状態を指します。

このような症状に対して効果が期待できる施術メニューには、「鍼」と「全調整鍼」があります。
「鍼」を用いることで痛みを緩和し、体内のターンオーバーを促進させることが可能です。また、「全調整鍼」を行うことで体質の改善と免疫力の向上をサポートします。さらに、痛みだけでなく、不眠や精神不安定などの随伴症状にも同時にアプローチできます。

当院では、これらの施術を通じて、帯状疱疹後神経痛の症状を軽減し、患者様の健康をサポートしています。ぜひお気軽にご相談ください。

その施術を受けるとどう楽になるのか

鍼・全調整鍼施術を行うことによって、交感神経の活動を抑制し、副交感神経の働きを促進させることが可能です。
また、鍼灸療法ならではの「気と血」の流れを調整することで、痛みを管理するのに役立ちます。

さらに、この施術によって免疫機能を高め、ウイルスの活動を制御し、それによって痛みの緩和が期待されています。これらの効果は実験結果や文献にも記載されており、鍼の施術には高い期待が寄せられています。

軽減するために必要な施術頻度は?

まずは週に一度の施術をおすすめします。これにより、全身の内側の調子が整い、体のバランスが取り戻されます。
その後、約2、3週間に一度の施術を続け、体質の改善を図っていきます。

さらに、整った状態を維持するためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
日常生活のストレスや生活の乱れが再発の可能性を高めるため、少なくとも月に一度のペースでメンテナンスを受けることが重要です。