
こんなお悩みはありませんか?
なぜか肩が頻繁に凝るようになってきた
背中が痛くなりやすくなった
昔と比べて呼吸がしづらくなってきた
鏡を見ると首が前に出ている気がする
自律神経の乱れを感じることが増えた
横から見て肩が丸まっていると指摘されたり、自覚がある
時間帯や日によって頭痛が出ることがある
巻き肩について知っておくべきこと
巻き肩で背中が丸く見える人を見かけたことはありませんか?
巻き肩は他人から見ても非常に目立ちやすい症状です。特に、スマートフォンや携帯電話を長時間使う方、デスクワークでパソコンやディスプレイを見る機会が多い方、手を使った細かい作業をされる方に多く見られます。
巻き肩になると腕が前方に捻じれ、血行不良を引き起こしやすくなります。そのため、常に肩や腕に重だるさを感じやすくなり、十分な血液が行き届かないことで痛みや不快感が生じやすくなります。
さらに症状が進むと、頭痛が起きたり、休んでも体が十分にリフレッシュできない状態になってしまうこともあります。
症状の現れ方は?
巻き肩とは?
巻き肩とは、肩が本来の正しい位置よりも前方(内側)に入り込んでしまう姿勢不良の一種です。
この状態になる大きな原因は、長時間のスマートフォンやパソコンなどのデスクワーク作業です。
これらの作業では、胸の前に手を出して操作するため、自然と肩が前に出やすくなります。
巻き肩の進行段階と症状
1. 初期症状
頸肩コリ
長時間同じ姿勢を続けた後に、首や肩に軽いコリや違和感を感じる。
姿勢の崩れ
写真や鏡で肩が前に出ていることに気づく。
疲れやすさ
軽い作業や短時間でも首や肩が疲れやすい。
2. 中期症状
慢性的な頸肩コリ
マッサージやストレッチをしても、すぐにコリが戻る感じがする。
背中の張り感
肩甲骨の間や首肩の付け根が特に張っている感じが強い。
頭痛
筋緊張型頭痛が頻繁(月に2~3回以上)に起こる。
腕のダルさ・しびれ
長時間同じ姿勢で腕や手にダルさやしびれを感じる。
3. 重症化
可動域の制限
腕を上げたり、背中に回したりする動作が辛くなる。
胸郭出口症候群の発症
首や鎖骨周辺の神経・血管が圧迫され、手のしびれや冷えを強く感じる。
呼吸が浅くなる
首や胸の筋肉が硬くなり呼吸がしづらくなり、疲労感や倦怠感を感じる。
自律神経の乱れ
神経や血管の圧迫、呼吸の浅さから身体にストレスがかかり、リラックスできずに自律神経症状が現れる。
その他の原因は?
巻き肩が起こるその他の要因
巻き肩は長時間のスマートフォンやパソコンによるデスクワークが主な原因ですが、以下のような要因も関係しています。
1. 運動不足
背中や肩甲骨周りの筋肉(僧帽筋、広背筋、菱形筋、棘下筋、小円筋など)が弱くなると、胸周りの筋肉の影響が強くなり、肩の位置を正常に保てなくなります。
2. 姿勢不良
巻き肩は単独で起こることは少なく、猫背、ストレートネック、反り腰など他の姿勢不良が一緒に現れることが多いです。
3. 筋力のアンバランス
頸肩周りの筋肉(胸筋、斜角筋、胸鎖乳突筋など)が常に緊張して硬くなり、背筋群が弱まることで筋力バランスが崩れ、肩が前に出やすくなります。
4. 荷物の持ち方
片方の手や肩に荷物を持つ習慣や、重いリュックを背中ではなく胸の前で持つことが続くと、肩に過度な負担がかかり、肩の位置が崩れやすくなります。
5. ストレスや緊張
精神的なストレスや緊張が続くと無意識に肩をすくめる姿勢になりやすく、巻き肩を引き起こす一因となります。
巻き肩を放置するとどうなる?
巻き肩とは、肩が前方に丸まった姿勢のことを指します。この状態を長時間放置すると、以下のような問題が発生する可能性があります。
肩こりや首の痛みが悪化する
肩や首の筋肉に過度な負担がかかり、慢性的なこりや痛みを引き起こします。姿勢が悪くなることで、猫背や前傾姿勢とも関連して症状が強まります。
呼吸が浅くなる
胸が圧迫され、肺の膨張が制限されるため、深い呼吸がしづらくなり、呼吸機能に悪影響を与えることがあります。
関節の可動域制限や変形のリスク
長期間、肩の位置が不自然なままだと、肩関節や背骨の構造に悪影響を及ぼし、可動域が狭くなったり変形を引き起こす恐れがあります。
筋肉バランスの崩れ
肩甲骨周りの筋肉が弱くなり、前方の筋肉が過剰に働くことで筋肉のアンバランスが生じ、さらに症状を悪化させることがあります。
当院の施術方法について
当院では、巻き肩の改善に以下の治療を行っています。
手技療法
僧帽筋や肩甲挙筋、大胸筋をはじめとした筋肉を丁寧にほぐし、筋肉の緊張を和らげます。
温熱療法
血液の循環を促進し、筋肉へのアプローチ効果を高めます。
矯正治療
巻き肩によって歪んでしまった骨格を正しい位置に戻す治療を行います。
猫背改善治療
同時に猫背の改善も行うことで、筋肉の柔軟性を向上させ、巻き肩が再発しにくい体づくりを目指します。
なお、ご高齢の方や持病があり矯正治療が難しい場合でも、猫背改善治療だけで十分な効果が期待できますので、どうぞお気軽にスタッフまでご相談ください。
軽減していく上でのポイント
巻き肩を改善するには、筋トレ・姿勢矯正・ストレッチの3つが重要です。
ストレッチ
胸まわりや肩甲骨の周囲、首・肩・背中など、広い範囲の筋肉をしっかり伸ばします。当院では上半身に特化したストレッチメニューもご用意しており、おすすめです。
筋トレ
肩周りの筋力低下も巻き肩の原因になるため、筋力強化も欠かせません。適切な筋トレで筋肉を鍛えることで、姿勢の安定につながります。
姿勢矯正
デスクワークや日常生活で正しい姿勢をキープするのは難しいため、定期的に姿勢矯正を根気よく続けることが大切です。正しい姿勢で過ごす習慣を身につけることで、巻き肩の改善に繋がります。