坐骨神経痛の軽減報告

患者様の年代

50代

患者様の性別

女性

ご職業・生活スタイル

デスクワーク

症状の発生時期・きっかけ

長期間にわたりデスクワークで長時間座った姿勢が続いたことで、腰部や殿部の筋群(脊柱起立筋、中殿筋、梨状筋など)に負担が蓄積していました。その状態から動き出した際に痛みを感じるようになったと考えられます。座位では骨盤から背骨を立てた姿勢を保つことが難しく、背もたれに寄りかかる姿勢が多かったとのことです。40代頃から腰から脚にかけて重だるさや鈍痛を感じていましたが、年齢を重ねるにつれて痛みとして強く出るようになりました。

日常で何ができなくて困っていたか?

朝起床時、寝た状態から体を起こそうとすると腰から脚にかけて痛みを感じていました。また、自宅のソファに深く座った状態から立ち上がる際にも痛みが出やすく、仕事中に姿勢が崩れたまま座り続けると、腰から脚にかけて不快感が強まる状態でした。洗顔時や足元にあるバッグを持ち上げる際など、前屈みになる動作でも痛みがあり、日常動作に支障を感じていました。

どのような施術を行ったか?

坐骨神経への負担を軽減するため、まずは梨状筋や大臀筋、中臀筋、ハムストリングス、股関節内転筋群など、神経を刺激・圧迫しやすい筋肉に対して手技と温熱を組み合わせた施術を行い、筋緊張の緩和を図りました。その上で、徒手検査や既往歴を確認し、姿勢不良がみられる場合に限り、無理のない範囲で骨格調整を実施しました。骨格調整が難しい場合には、骨盤周囲の筋緊張を和らげる目的で骨盤まわりへの施術を取り入れています。また、痛みが強い場合には電気刺激を用いて、手技だけでは取り切れない筋緊張へのアプローチを行いました。さらに、腸腰筋や腹横筋といったインナーマッスルへの刺激を加え、身体を支えやすい状態づくりを目指しました。必要に応じて、緊張の強い筋肉へ鍼による施術を行い、血流へのアプローチも併用しています。

施術のポイント・解説

坐骨神経痛は、筋肉の緊張や姿勢の乱れが重なり合って負担が増すことが多いため、特定の部位だけでなく全体のバランスを意識して施術を進めました。特に、神経の走行に関係する殿部や太もも周囲の筋肉は緊張が強くなりやすいため、丁寧に緩めることを重視しています。また、骨盤や背骨の動きに左右差がみられる場合には、身体に負担をかけない範囲で調整を行いました。施術による変化を日常生活につなげるため、血流へのアプローチやインナーマッスルへの刺激も組み合わせ、身体の内側から支えやすい状態を目指しました。

通院頻度・期間の目安

症状の状態を確認しながら、まずは週に1回以上の通院を目安に施術を進めました。施術後の状態が落ち着いている期間を把握し、その変化が戻る前に施術を行うことで、負担の軽減が期待できます。症状の変化を感じるまでにはおよそ3か月程度を目安とし、姿勢不良が関与している場合には、さらに期間をかけて身体のバランスを整えていく流れとしました。

施術後の変化・現在の状態

初回の施術後から不快感の軽減はみられましたが、数日経つと症状が戻る傾向がありました。自覚的には4日ほど楽な状態が続いたとのことでしたので、その変化に合わせて4日に1回の通院ペースをご提案しました。3回目以降は症状の戻りが少なくなり、3か月が経過する頃には痛みをほとんど感じない状態まで落ち着いています。

患者様からの喜びの声

「朝起きたときに腰から脚がつらく感じていましたが、最近は気にならなくなりました。ありがとうございます」とのお声をいただきました。また、「腰の不安があって孫を抱っこするのを控えていましたが、今は気にせずできています」「仕事中も痛みを我慢せずに集中できるようになりました」と、日常生活での変化を笑顔でお話しくださいました。

担当者からの結び・アドバイス

長時間の立位や歩行で不快感が出る場合や、仕事中に痛みやつらさで集中しづらい場合、就寝中や朝の動き始めが気になる場合などは、身体に負担が蓄積しているサインの可能性があります。また、原因が分からず不安を感じている方や、脚の重さ、力の入りにくさを感じる方も少なくありません。当院では、お一人お一人の状態に寄り添いながら、無理のない対応を心がけています。必要以上に施術を行うことはありませんので、気になる症状がある場合はお気軽にご相談ください。