悩みタイトル

こんなお悩みはありませんか?

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バスケットボールやバレーボールでジャンプをした際に、膝に痛みを感じる
サッカーなどでボールを蹴る際に、膝が痛む
膝の下に強い痛みを感じることがあり、日常生活に支障をきたしている
いつもよりジャンプ力が低下した
ダッシュ時のタイムが通常より遅くなった
痛みが出た時期がはっきりせず、特に成長期に膝の痛みが増えた

オスグッドについて知っておくべきこと

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特に10歳から16歳の男の子に発症しやすく、成長期に身長が急激に伸びる時期に痛みを感じやすくなります。
陸上競技、サッカー、バレーボール、バスケットボール、バドミントンなどの競技や、ジャンプ、ダッシュ、キック、フルスクワットといった動作により発症しやすいとされています。

かつて昭和の時代に行われていた「うさぎ跳び」は、オスグッドの発症リスクが高まるため、現在では禁止とされていることが多いです。

また、痛みを感じた場合には、必ず安静と冷却を行ってください。
オスグッドは、対応を誤ってしまうと、大人になっても痛みが残る可能性があるため、初期の対応が非常に重要です。
痛みを感じた際には、ぜひ当院までご相談ください。

症状の現れ方は?

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オスグッドは「オスグッド・シュラッター病(骨端軟骨症)」と呼ばれ、成長期に骨、腱、筋肉が急激に成長することで、膝の腱が骨を強く引っ張る状態となり、それが原因で発症することが多いとされています。

発症しやすい時期は、男性の場合は12歳から15歳頃の中学生の時期、女性の場合は10歳から13歳頃の小学校高学年の時期とされています。

特に、以下のようなスポーツを日常的に行っている小中学生に多く見られます。

① バスケットボール
ジャンプ、急停止、急な方向転換などが頻繁に行われるため、大腿部や膝に負担がかかりやすくなります。

② サッカー
ボールを蹴る動作や全力でのダッシュ、ジャンプの繰り返しによって、大腿部や膝に負荷がかかります。

③ バレーボール
ジャンプと着地の繰り返しや、急な停止・方向転換が多く、大腿部や膝に負担がかかります。

④ 陸上競技
短距離走、走り幅跳び、ハードルなどは、膝に大きな負荷がかかりやすい種目です。

⑤ 体操
着地時や方向転換時に、大腿部や膝への負担が生じやすくなります。

⑥ テニス
急停止や切り返し、ダッシュ、サイドステップなどの動作によって、大腿部や膝に負荷がかかります。

⑦ 武道(柔道・剣道など)
膝をつく動作や、急激な動きの繰り返しによって、大腿部や膝に負担がかかりやすいです。

⑧ スキー・スノーボード
ジャンプ、膝の屈伸運動の繰り返し、スピードを抑える動作などによって、大腿部や膝に負担がかかることがあります。

その他の原因は?

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小中学生がスポーツによって大腿部や膝に過度な負荷をかけることで、オスグッドを発症することが最も多いとされていますが、スポーツ以外の要因によって発症する場合もあります。
特に、正しい方法で筋力トレーニングが行われていない場合にも、オスグッドを生じるリスクがあります。

中でも、スクワットによって発症するケースが多く見られます。
スクワットは、単純な筋力トレーニングとして実施されることが多い運動ですが、適切なフォームで行われていないことが多いのが実情です。

スクワットを行う際には、背中をまっすぐに保ち、身体を下ろしたときに膝がつま先よりも前に出ないように注意しましょう。
また、足幅は肩幅程度に広げることを意識することが大切です。

オスグッドを放置するとどうなる?

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オスグッド病を放置すると、いくつかのリスクが考えられます。
オスグッド病は、膝の下にある脛骨結節に痛みを引き起こす成長期特有の症状で、主に成長期の子どもや若者に見られます。

適切な施術や対応を行わない場合、以下のような影響が出る可能性があります。

放置することで、膝の痛みが慢性化し、日常生活やスポーツ活動に支障をきたすことがあります。
さらに、痛みが増す場合があり、適切な休養や対応を行わないと炎症が続き、症状が悪化するおそれもあります。

また、長期間にわたり対応せずにいると、膝の周囲にある筋肉や腱に過度な負担がかかり、損傷が進行する可能性があります。
痛みが続くことにより、運動能力や成長に悪影響を及ぼす場合もあります。

そのため、放置せずに早期に適切な施術や対応を行うことが大切です。

当院の施術方法について

オスグッド・シュラッター症に対する当院の施術では、さまざまな方法に対応しております。

まず、炎症が強い場合には、患部のアイシングと安静が重要となります。
初期段階では、EMSなどの電気施術を行い、症状の軽減が期待できるよう努めてまいります。

炎症が落ち着き、痛みの軽減が見込める状態となった場合には、筋膜ストレッチを用いて、原因とされる大腿四頭筋などの筋肉にアプローチを行います。
さらに、手技療法や温熱療法も取り入れ、大腿部周辺の筋肉に対して総合的に施術を行います。

施術後は、テーピングなどを用いてケアを行い、再発防止にも力を入れております。

症状を放置してしまうと、場合によっては手術が必要になることもありますので、早めのご相談をおすすめいたします。どうぞお気軽にご相談ください。

改善していく上でのポイント

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オスグッド・シュラッター病は、成長期に膝へ過度な負担がかかることが原因で起こるため、まず第一に安静にすることが大切です。
運動を一時的に中断し、膝への負担を減らすことが重要となります。特にジャンプや走るといった動作は控えるようにしましょう。

また、太ももの前側にある大腿四頭筋やハムストリングスをストレッチし、筋肉の柔軟性を高めることも効果的です。あわせて、股関節まわりの筋力を強化することも有効とされています。

さらに、痛みがある場合には、患部を冷やしてアイシングを行うことで炎症を抑える効果が期待できます。
加えて、膝のサポーターやテーピングを活用することで膝を保護し、負担を軽減することができます。

これらのケアを継続することで、症状の軽減が期待されます。