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悩み

急に背中が痛くなった
ひねったり、背中を丸めると痛みが強くなる
くしゃみや深呼吸をすると背中が痛む
痺れはなく神経的な症状ではない

これは「ぎっくり背中」と呼ばれるものである可能性が高いです。
ぎっくり背中とは、背中の筋肉や筋膜に重いものを持つなどで急激に大きな外力が働き、筋繊維がちぎれてしまい発生するものです。
痛みの出やすい範囲としては主に肩甲骨の間から背中の真ん中くらいまでです。

またぎっくり背中というのは病名ではなく、ぎっくり腰のような症状が背中に現れるためそう呼ばれています。
正式な病名をつけるのであれば、胸椎捻挫や背部挫傷になります。

ぎっくり背中に対する当院の考え

ぎっくり背中

当院では、ぎっくり背中の痛みを軽減し、予防するために、以下の要素に焦点を当てて施術と日常生活指導を行っています。

ぎっくり背中のリスク要因としては、筋肉の硬さや背中のこわばり、筋肉の柔軟性の低下などが挙げられます。
また、根本的な原因としては姿勢の不良が考えられます。猫背や腰を丸めた姿勢では、椎間関節や背部の筋肉に過度な負担がかかります。

ただし、最初の段階では症状がほとんど現れず、多くの人々が気づきません。
しかし、この状態が長年にわたって蓄積されると、ぎっくり背中のリスクが増大してしまいます。

ぎっくり背中を放っておくとどうなるのか

ぎっくり背中

ぎっくり背中を放置することは将来的なリスクを考慮すると、非常に危険です。

まず第一に、「痛み」が慢性化し、常に痛みを感じるようになったり、その影響で身体を捻る動作や肩を動かすことが困難になります。

さらに脳や脊髄、神経にも悪影響を及ぼす可能性があります。
背中の筋肉の過緊張や姿勢の悪さにより椎間関節に負担がかかるのですが、この背骨と背骨の間からは肩周りや肋骨の方へと神経が出ています。
この関節の隙間が狭くなり、神経の通り道が狭くなることで痺れなどの神経症状が出たり、痛みにとても敏感な状態になってしまいます。
そしてぎっくり背中の再発のリスクも高いままになります。

ぎっくり背中の軽減方法

ぎっくり背中の改善方法

ぎっくり背中の症状を軽減する方法は、発症後の時間経過によって変化します。
発症から1〜2日(24〜48時間)は、患部に炎症が起こる可能性もあるため、まずは患部を冷やして十分に休息をとってください。冷湿布やタオルに包んだ保冷剤がおすすめです。

そして、痛みが和らいである程度動かせるようになった後は、カイロを貼ったり、温かいお風呂に浸かって患部を温めます。
これにより筋肉がほぐれ、血流も改善され、痛みの物質が排出され、筋肉の回復力が高まります。

このタイミングで背部のストレッチも行うことで相乗効果が期待できるため、早期回復が見込めます。
当院でも様々なメニューをご用意しておりますので、お気軽にご相談ください。

施術を受けるとどう楽になるのか

ぎっくり背中への施術

発症直後から数日の間、背中の筋肉が過緊張状態になり、常に痛みや違和感を感じることがあります。
当院の施術を受けていただくことで、筋肉の緊張がほぐれ、血流促進により老廃物が排出され、回復力が高まります。
痛みは軽減されますが、重症度によって効果には個人差があります。

また、姿勢の改善により、筋肉への負担の左右差がなくなり、関節の正常な可動域が保たれる効果が期待できます。
これにより、日常生活での負担が軽減され、ぎっくり背中の発生リスクが低下することも期待できます。

軽減するために必要な施術頻度は?

ぎっくり背中カウンセリング

当院では、週に1〜3回の頻度での施術をおすすめしており、期間は症状の重さや目標設定によって変動します。
その理由は、一回の施術で痛みや姿勢を完璧に改善するのは困難であるためです。

お仕事や日常生活において、身体への負担を完全に避けることはできません。
一度の施術で痛みが軽減し、姿勢が改善しても、すぐに身体が元の状態に戻ってしまうことがあります。この問題を解決するためには、継続して施術を受ける必要があるのです。

症状の軽減には時間がかかる場合もあり、一回の施術では完全な回復は望めません。
定期的な施術を受けることで、痛みの軽減が持続しやすくなります。
また、施術の頻度や期間は個人の状態に応じて調整されますので、お気軽にご相談ください!