悩みタイトル

寝てると背中が攣る(こむらがえり)のような症状がある
常日頃から背中が硬い
背中が伸びづらい
着替えの際に体が動かし辛い

このような症状でお悩みの方は、『ぎっくり背中』かもしれません。

ぎっくり背中に対する当院の考え

背中の症状が悪化する原因をいくつかご紹介いたします。

日本人は本来、背中やお尻、太ももの裏側などの筋肉が発達しにくい傾向があります。また、体型が平坦なため、背中の筋肉が十分に鍛えられないこともあります。

長時間同じ姿勢を続けることも背中の問題を引き起こす要因です。カラダを正しい姿勢で保つには、筋力と体力が必要です。
近年、パソコンやスマートフォンの使用時間が増えており、これが背中の状態に影響を与えています。

また、働き方の多様化により、従来とは異なる背中の痛みが増えています。
肉体労働が減少し、オフィスワークやリモートワークが増えたことも要因の一つです。
さらに、デスクトップパソコンからノートパソコンなどへの移行も、猫背の原因が増えている要因として挙げられます。

ぎっくり背中を放っておくとどうなるのか

ぎっくり背中を放置すると、以下の3つの問題が生じる可能性があります。

①背中の可動域が制限されること
痛みがあると大きな動作を行うことが難しくなり、無理に動かすと痛みを感じることがあります。そのため、痛みがある間は動かすことを避ける傾向が生じます。結果として、動かせる範囲が狭くなってしまいます。

②筋肉の硬直
痛みがあるため動きを制限するというのは自然な反応ですが、長期間動かさないと筋肉に必要な栄養が供給されなくなる可能性があります。

③再発のリスクの増加
筋肉繊維が十分に回復していない状態で筋肉を使用すると、再び痛みを引き起こすリスクが高まります。例えば、ぎっくり腰の患者様の中には同じ症状で再度来院する方が多くいらっしゃいます。

したがって、ぎっくり背中を経験した場合、自身の状態を腰痛や背中の痛みではなく、実際に怪我をしたと認識し、症状に向き合うことが重要です。
早期の適切な対応や施術を受けることで、問題を軽減することが期待できます。ぜひ、当院へお気軽にご相談ください。

ぎっくり背中の軽減方法

ぎっくり背中は、背中周りの筋肉が硬くなり、急激な動きや無理な負荷によって引き起こされる状態です。したがって、背中周りの筋肉を柔らかくすることが必要です。
そのためには毎日のストレッチが重要です。ストレッチを習慣化し、筋肉の硬さを緩和することで、痛みを軽減し、怪我のリスクを低減することが期待されます。

また、自宅でストレッチを行う際は、お風呂上りがおすすめです。お風呂上りは筋肉が緩みやすいため、その後にストレッチを行うことで、ストレッチの効果をより発揮することができますので、ぜひお試しください。

ぎっくり背中の症状は個人によって回復に時間がかかる場合もありますので、症状が続くか悪化する場合は、当院へご相談ください。

施術を受けるとどう楽になるのか

【鍼施術】は、筋肉の硬さや痛みのある部位に鍼を刺すことで、的確に施術を行うことができます。
この施術により、筋肉が緩んでくる感覚や痛みの軽減を感じることができます。鍼施術は即効性があり、施術後に効果が感じられることが多いです。さらに、鍼施術によって血流が良くなり、代謝の向上も期待できます。

また、【EMS(電気施術)】は、指圧では届きにくい筋肉の深部にアプローチすることができます。
この施術によって筋肉が緩み、痛みの軽減につながることがあります。EMSは電気刺激を用いるため、痛みや緊張がある部位に的確に作用し、筋肉の状態にアプローチする効果があります。

これらの施術を受けることで、ぎっくり背中の症状が緩和されることが期待されます。

軽減するために必要な施術頻度は?

鍼施術については、最低でも週3回の施術をおすすめします。鍼施術は効果が比較的早く現れやすいため、最低でも3回の施術を受けていただくことが望ましいです。
ただし、個人の状態や症状の進行具合によっては、施術頻度を増やすご提案をさせていただく場合もあります。

EMS(電気施術)については、最初の1週間は毎日の施術をお勧めします。
ぎっくり背中の場合、筋肉の硬さや痛みが強く現れているため、最初のうちは8回から10回の連続施術を詰めて受けていただきたいです。
この期間において、筋肉の硬さを軽減し、痛みを軽減することを目指します。施術を詰めて受けることで、筋肉の硬さが戻りにくくなり、痛みが出にくい身体へと整えていきます。

ただし、具体的な施術頻度や回数は、個人の状態に合わせて決定されます。症状の軽減と良い状態の維持を目指し、定期的な施術やフォローアップケアを受けることが大切です。

お気軽にご相談ください!