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こんなお悩みはありませんか?

外反母趾イメージ

外反母趾は自分で治せますか?
→ほとんどの外反母趾は3カ月~12カ月ほどあれば症状の改善が見られます。足の指を「グーパー」するリハビリ運動などを始めたり、テーピング療法をすることで効果が見られます。

外反母趾は歩いたほうがいいですか?
→外反母趾の方こそ積極的に歩くことが重要になってきます。普段使わない足の指を歩くことで筋肉や関節を強化することができます。

外反母趾の進行を止めるには?
→ひどくなった時の対処法は「インソールによる補正」を行うことで足の症状が緩和されることがあります。

つま先立ちは有効ですか?
→つま先立ちを繰り返すトレーニングを行うことで外反母趾の改善・予防に効果が期待できます。

サポーターで治りますか?
サポーターだけで外反母趾を改善させることは難しいですが、治った後のサポートとして利用することができます。

外反母趾で知っておくべきこと

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母趾がMTP関節で小指側に曲がり、HV角が20度以上になると外反母趾と診断されます。HV角が20度~30度は軽度、30度~40度が中等度、40度以上が重度に分類されます。

圧倒的に中高年の女性に多いため、ハイヒールが原因と思われがちですが、ハイヒールを履いたことがない男性でも外反母趾になることがありますし、ハイヒールを毎日履いていても外反母趾にならない女性もいます。生まれつきの足の形(遺伝の影響も大きいです)と生活習慣が組み合わさり、一定の条件が揃うことで外反母趾が発症するようです。

放置すると、変形が進行することはあっても自然に治ることはありません。

症状の現れ方は?

初期症状として

・靴やハイヒールを履くと足の親指の付け根が赤くなり、痛みを伴います。
・足が疲れやすくなり、タコができるため、普段の歩行が辛くなってきます。

重症化すると

・足の親指が大きく「くの字」に湾曲し、偏平足(土踏まずがない状態)や開張足(親指から小指が横に広がった状態)、第2・3趾の足裏に胼胝(たこ)ができ、普通の歩行が困難になります。
・親指が人差し指の下にもぐりこみ、さらに痛みが悪化します。
・炎症と腫れにより激しい痛みが生じ、靴に収まりにくくなります。

こうした症状が出てくることがあります。

初期の段階で施術を始めれば保存療法のみで日常生活を快適に送ることも期待できますが、放置すると変形が進行し、手術が必要になる場合もあります。

また、外反母趾と思っていたら関節リウマチなど他の病気が原因だったということもありますので、母趾の変形や痛みを感じた場合は早めに受診することをお勧めします。

その他の原因は?

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大きく分けると先天性と後天性の2種類があります。

先天性の場合、遺伝的要因によって関節が不安定であったり、関節が緩みやすかったりすることで外反母趾が起こります。

一方、後天性の場合には、内的要因と外的要因の2つが原因として考えられます。

<外的要因:生活習慣>
ハイヒールや足先の細い靴を日常的に履いていると、足先に負荷がかかり、外反母趾を引き起こします。また、肥満の場合も体重の負荷や筋力が低下することで外反母趾につながることがあります。
さらに、歩き方のクセも外反母趾の要因になる場合があり、足の筋力を使えていない歩き方では指の筋力も弱まり、外反母趾のリスクが高まります。歩幅が狭い場合や、足をあまり上げない歩き方には注意が必要です。

<内的要因:病気>
関節リウマチや糖尿病の場合、関節が変形しやすくなり、外反母趾のリスクが高まります。

外反母趾を放置するとどうなる?

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外反母趾を放置すると、変形や症状が進行し、最悪の場合には手術が必要になることがあります。

また、外反母趾の方の足裏を観察すると、足の人差し指の付け根や小指の付け根などに胼胝(べんち;タコ)ができ、その部位に痛みが生じることがあります。これらの胼胝は、足の「横アーチ」が低下することによって中足骨頭が足底に突出し、蹴り返し動作の際に中足骨頭に負担がかかるために生じるものです。

さらに、親指の付け根の内側の突出部が靴に当たるなどの刺激を受けることで「バニオン(Bunion)」と呼ばれる皮下滑液包炎が生じ、「腫れ」や「発赤」、「疼痛」を伴うことがあります。この突出部には親指に行く知覚神経が通っているため、その神経が圧迫されることにより、親指にしびれや痛みが生じることもあります。

当院の施術方法について

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当院による外反母趾に対する施術方法として、まず指圧が重要になります。

ふくらはぎや足底の部分が硬くなると足部のアライメントが崩れやすくなるため、下半身の指圧が初めに大切になってきます。

また、足底の筋肉の柔軟性の欠如や、足部の内在筋と呼ばれる筋肉がうまく使えていないことが原因とされているため、偏平足やハイアーチなどの状態に対応できるようなペアストレッチや、ご自宅で行っていただくストレッチの指導も行っています。

さらに、筋肉を上手に使うための簡単なリハビリ方法もお伝えし、皆様と一緒にお身体の状態を良くしていくご提案をさせていただいております。

改善していく上でのポイント

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上記でも述べさせていただいたように、当院ではまず骨の変形がひどくなっているかどうかを確認し、徒手による施術の範囲内かを見極めます。もし筋性由来のものであれば、対応可能となっております。

また、インソール指導や運動療法指導など、お身体を良くするための大きな要因になるため、施術を始める前のカウンセリングに最も注力して対応させていただいております。

なぜその症状が出てしまったのかに対してアプローチを行い、適切な施術を受けていただくことで、症状の軽減や症状が出にくいお身体になっていくと考えております。