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脊柱管狭窄症について

脊柱管狭窄症とは?

背骨には、脳から繋がっている脊髄と呼ばれる神経の通り道があります。この通り道は脊柱管と呼ばれています。脊柱管狭窄症とは、文字通り脊柱管が狭くなってしまう病気です。脊柱管が狭くなることで、中を通る神経が圧迫され、痛みが出たり、腰から下がしびれたり、歩行障害などの症状を引き起こします。

主に加齢による骨や靭帯の変形で起こり、50歳代~80歳代の中高年の方が発症しやすく、特に65歳以上の高齢の方に多く見られます。また、生まれつき脊柱管が狭いなどの先天的な理由により、若い年齢で発症される方もいます。男女比では、女性に比べて男性の方が多く見られます。

脊柱管狭窄症の根本原因は?

脊柱管狭窄症の原因は一つではなく、様々な要因によって引き起こされます。

前述した通り、加齢によって骨や靭帯が徐々に変形することが一番多いです。背骨の変形や椎間板という軟骨が腫れたり、黄色靭帯という靭帯が厚くなることで神経が圧迫されて起こります。若い頃に重い荷物を運ぶ仕事をしていた方や肥満体型の方、姿勢が悪い方などは背骨に負担をかけやすくなるため、脊柱管狭窄症になるリスクが高まります。

また、すべり症、分離症、椎間板ヘルニア、側弯症などの腰の病気に続いて発症することもあります。その他に、骨折などの外傷に伴ったり、生まれつき脊柱管が狭くなっているため発症したりすることもあります。

こんなお悩みはありませんか?

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脊柱管狭窄症になるとこんな症状が見られます。

下半身の痛み
下半身の痺れ
腰痛
排尿障害
排便障害
間欠性跛行

脊柱管狭窄症で一番特徴的な症状は「間欠性跛行(かんけつせいはこう)」です。

間欠性跛行とは、しばらく歩いていると腰や下半身に痛みや痺れが生じて歩き続けることが困難になることです。しばらくしゃがんで休憩したり、膝を曲げて前かがみの姿勢になったりすると症状は落ち着きますが、再び歩き出すとまた痛みや痺れが出てきます。その結果、歩行と休憩を繰り返すことになります。これを間欠性跛行と呼びます。

これらの症状が起きる場合は脊柱管狭窄症の可能性があります。

脊柱管狭窄症 に対する当院の考え

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当院では、背中や腰の筋肉が固くなることによって神経が圧迫され脊柱管狭窄症を発症している場合、その圧迫している筋肉を温めたり手技を行うことで緩ませることができれば症状は軽くなると考えています。
症状が進行して重症化してしまった場合、手術を行わなければ軽減が期待できない可能性もあります。そのため、症状が重くなる前に適切な施術を行い、早急な対処が必要であると考えています。

また、脊柱管狭窄症を引き起こしたり再発してしまうことを防ぐため、猫背や反り腰などの姿勢や肥満体型を軽減するなどして、お身体にかかる負担を減らして予防することが大切です。

脊柱管狭窄症 はなぜ起こるのか?

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脊柱管狭窄症はなぜ引き起こるのでしょうか?

原因で一番多いのは加齢による骨や靭帯の変形です。背骨が変形したり、椎間板という軟骨や黄色靭帯という靭帯が変形して厚くなることで、脊柱管を通る神経が圧迫されて発症します。姿勢の悪い方、肥満体型の方、若い頃に重い荷物を持つなど腰を使う仕事をしてきた方は身体に負担がかかりやすくなるので、脊柱管狭窄症を発症しやすくなります。

椎間板ヘルニアや側弯症、分離症、すべり症などの腰や背中に関連のある疾患に続発することもあります。その他に骨折などの外傷が原因で脊柱管が狭くなり、発症することもあります。

脊柱管狭窄症 を放っておくとどうなるのか?

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脊柱管狭窄症は放置していても治りません。

脊柱管狭窄症が進行してしまうと、歩行困難どころではなく安静にしているときでも体に痺れや痛みが出るようになり、睡眠時の姿勢が制限されるなど日常生活に大きく影響が出てしまいます。体が痛いので寝たきりの生活になり、筋力がどんどん低下してしまったり、他の病気にかかるリスクが上がってしまいます。さらに重症化してくると膀胱や直腸に障害が生じて排尿や排便がコントロールできなくなってしまいます。こうなってしまうと手術の適応となってしまいます。

症状が長引いてしまうと手術でも治りにくくなったり、痛みや痺れなどの後遺症が残ってしまう可能性があるので、少しでも気になることがある方は早めに病院へ行きましょう。

脊柱管狭窄症 に効果的な当院の施術メニューは?

施術と院のイメージ

骨格を整え、神経に掛かる負担を軽減することができる「矯正施術」が効果が期待できます。脊柱管狭窄症になる主な要因として姿勢の不良もあるため、姿勢を改善し身体に掛かる負担を軽くすることで症状は軽くなってきます。
また、その姿勢を維持する目的で「EMS」という筋肉を鍛えることができる施術と組み合わせることで、より効果が期待できます。

筋肉の硬さが原因で脊柱管狭窄症を発症する場合には「鍼施術」が有効です。鍼で筋肉を直接刺激することで、筋肉を緩める効果があり、神経の圧迫を取り除くことができます。遠赤外線治療器を使った温熱療法でも筋肉の硬さを緩めることが可能です。

その施術を受けるとどう楽になるの?

紹介イメージ

・矯正施術を受けることによって姿勢が良くなり、筋肉が緩んだり循環が良くなったりするため、痛みや痺れを軽減することが期待できます。

・また、EMSという電気施術器を活用することによってもインナーマッスルと呼ばれる姿勢保持に関わる筋肉を鍛えることができ、姿勢が改善されることで症状が軽減したり、発症や再発するリスクを下げることができます。

・鍼施術では、原因となっている背中の筋肉にアプローチすることで症状を緩和させることが期待できます。

脊柱管狭窄症 を軽減するために必要な施術頻度は?

施術頻度が空いてしまうと矯正施術の効果が少しずつ元の状態へ戻ってしまうため、矯正施術の効果を持続させるために最低でも一週間に一回以上の施術頻度が望ましいです。可能であれば一週間に二回以上施術を受けていただくとより施術効果が身体に影響されやすくなり、より早く姿勢不良を軽減させることが期待できます。毎日来ていただいても問題ありません。