こんなお悩みはありませんか?
外反母趾による悩みとしては、以下のようなものが考えられます。
痛みと不快感
→歩行時や立っているときに強い痛みが生じることがあります。
シューズの選択肢が限られる
→足に合う靴を見つけるのが難しく、特におしゃれな靴を選ぶのが困難です。
活動の制限
→長時間の歩行や運動が難しくなることがあり、日常生活や趣味に影響を及ぼすことがあります。
外観の変化
→足の形が変わることで、見た目に対する不安やコンプレックスを抱えることがあります。
二次的な問題
→外反母趾が原因で膝や腰に負担がかかり、他の部位にも痛みや問題が発生することがあります。
手術のリスク
→手術を検討する場合、そのリスクや回復期間に対する不安があります。
外反母趾で知っておくべきこと
外反母趾に関する基本的な知識として、以下の点を知っておくことが重要です。
1.外反母趾の原因
・遺伝的要因: 家族に外反母趾の人がいる場合、発症リスクが高まることがあります。
・靴の影響: 先の細い靴や高いヒールを長期間履くことで、足の形に影響を与えることがあります。
・生活習慣: 長時間の立ち仕事や不適切な歩き方が外反母趾を悪化させることがあります。
2.症状と進行度
初期症状としては、親指の付け根の痛みや腫れが挙げられます。進行すると親指が他の指に重なるようになり、痛みが増し、歩行が困難になることがあります。
3.診断と施術
・医師による診断には、視診やX線撮影が含まれます。
・軽度の場合、適切な靴の選択や足のストレッチ、装具の使用などで対処可能です。
・重度の場合、手術が検討されることがあります。
4.予防と対策
・適切な靴の選び方: 広いトゥボックスの靴や低いヒールを選ぶことが推奨されます。
・足のエクササイズ: 親指を引っ張るストレッチや足の筋力強化エクササイズは効果が期待できます。
・早期の専門医相談: 重症化を防ぐためにも、早めに専門医に相談することが重要です。
5.日常生活の工夫
・立ち仕事を避け、座る時間を増やす。
・痛みがある場合は、冷やすか温めることで症状が緩和されることがあります。
・痛みがひどい場合は市販の痛み止めを使用することもありますが、医師の指導を受けることが望ましいです。
症状の現れ方は?
外反母趾の症状の現れ方には個人差がありますが、一般的な症状の現れ方は以下の通りです。
1.初期段階
・親指の付け根の痛み: 長時間の歩行や立ち仕事の後に痛みが表れることがあります。
・腫れと赤み: 親指の付け根が腫れて赤くなることがあります。
・硬い角質とタコ: 足の親指の外側に硬い角質やタコができることがあります。
2.中期段階
・親指の変形: 親指が内側に曲がり始め、他の指と重なり始めることがあります。
・痛みの増加: 歩行や靴を履く際に痛みが強くなり、日常生活に支障をきたすことがあります。
・靴が合わなくなる: 足の形が変わるため、以前は快適に履けた靴が合わなくなることがあります。
3.進行段階
・持続的な痛み: 休息時にも痛みを感じることがあり、夜間に痛みで目が覚めることもあります。
・親指の重なり: 親指が隣の指の下や上に重なり、足の見た目が大きく変わることがあります。
・歩行困難: 痛みと変形により、正常な歩行が困難になることがあります。
・関節の硬直: 親指の関節が硬くなり、動かしにくくなることがあります。
4.二次的な症状
・他の指の問題: 他の指にタコや角質ができたり、槌指(指が曲がって固定される状態)になることがあります。
・足全体の疲労感: 不正確な歩行パターンのため、足全体や膝、腰に負担がかかり、疲労感や痛みを感じることがあります。
その他の原因は?
外反母趾の一般的な原因には遺伝や不適切な靴の使用などがありますが、以下のような珍しい原因も考えられます。
1.足の構造の異常
偏平足や高弓足など、足のアーチの異常が外反母趾のリスクを高めることがあります。
2.関節疾患
リウマチや痛風などの関節疾患が関節の炎症や変形を引き起こし、外反母趾を誘発することがあります。
3.スポーツやダンス
バレエやサッカーなど、足に過度の負担がかかるスポーツやダンスが外反母趾の発症に寄与することがあります。
4.職業的要因
長時間立ち続ける職業(例:美容師、販売員)や、足に負担がかかる動作を繰り返す職業(例:工場労働者)が外反母趾の原因となることがあります。
5.ホルモンの影響
妊娠中や閉経後の女性は、ホルモンの変化により関節や靭帯が柔らかくなり、外反母趾のリスクが増加することがあります。
6.特定の病気
神経筋疾患など、神経や筋肉に影響を及ぼす病気が原因で外反母趾を引き起こすことがあります。
7.外傷
足の外傷(例:骨折や捻挫)が原因で、足の構造が変わり、外反母趾が発生することがあります。
8.靴以外の生活習慣
長時間の正座や足を組む習慣が、足の形に影響を与えることがあります。
外反母趾を放置するとどうなる?
外反母趾を放置すると、以下のような悪影響が生じる可能性があります。
1.痛みの増加
・親指の付け根の痛みが徐々に強くなり、休息時や夜間にも痛みを感じることがあります。
・他の足の部位や膝、腰などに二次的な痛みが生じることがあります。
2.変形の進行
・親指の変形が進行し、他の指と重なる状態になることがあります。
・他の指も影響を受け、槌指(指が曲がって固定される状態)などの変形が生じることがあります。
3.日常生活への支障
・歩行が困難になり、日常生活や仕事に支障をきたすことがあります。
・長時間の歩行や立ち仕事が難しくなり、活動の制限が増えることがあります。
4.靴の選択肢が狭まる
・足の変形が進むことで、合う靴を見つけるのがますます難しくなります。
・不適切な靴を履き続けることで、さらに症状が悪化することがあります。
5.二次的な問題の発生
・関節の炎症や腫れが生じることがあります。
・タコや角質が増え、足の健康状態がさらに悪化することがあります。
6.心理的影響
・外見の変化や持続的な痛みによるストレスや不安が増加することがあります。
・自己評価が下がり、社会的な活動や人間関係に影響を与えることがあります。
7.手術が必要になる可能性
・症状が進行すると保存的な施術が効果を発揮しなくなり、手術が必要になることがあります。
・手術にはリスクが伴い、回復期間も必要となるため、早期の対応が重要です。
当院の施術方法について
当院での外反母趾に対するアプローチは、「足の極み」といったメニューで施術を行っております。
「足の極み」は松・竹・梅の3つのコースに分かれており、下腿から足先にかけての筋肉や骨格にアプローチすることで、骨の歪みや筋肉の硬さ、血流の軽減が期待できます。
外反母趾は足の親指の骨が曲がり、「くの字」のように固定されてしまっているため、直接骨格にアプローチする施術が効果が期待できると考えております。そのため、外反母趾に対して最も適した施術メニューとして「足の極み」を推奨しており、多くの方に効果を実感していただいております。
改善していく上でのポイント
外反母趾を改善していくためのポイントは
1.適切な靴の選択
・広いトゥボックスの靴を選び、足指が十分に動けるスペースを確保します。
・低いヒールの靴を選び、足への負担を軽減します。
・クッション性のあるインソールを使用し、足裏の衝撃を和らげます。
2.足のエクササイズ
・足指のストレッチを行い、柔軟性を保つようにします。
・足の筋力強化エクササイズを行い、アーチをサポートする筋肉を鍛えます。例として、タオルを足指でつまんで持ち上げる運動や足指を広げて動かす運動が挙げられます。
3.装具の使用
・足指矯正パッドや足指セパレーターを使用し、足指の位置を正しく保つようにします。
・オルソティックインソールを使用し、足のアーチをサポートします。
4.ライフスタイルの改善
・長時間の立ち仕事や歩行を避け、適度な休息を取るようにします。
・足の健康を保つため、適切な体重を維持することも大切です。
5.痛みの管理
・痛みがある場合は、冷湿布や温湿布を使用し、炎症や痛みの緩和を図ります。
・市販の痛み止めを使用する際は、医師の指導を受けるようにします。
6.専門医の相談
・外反母趾の進行や症状が改善されない場合は、専門医に相談して適切な診断と施術を受けることをお勧めします。
・必要に応じて、理学療法士や足病医の指導を受けることも検討します。
7.手術の検討
・保存的な施術が効果を発揮しない場合は、手術を検討することがあります。
・手術のリスクや回復期間を考慮し、医師と相談して最適な方法を選ぶことが大切です。
8.早期対応
・症状が軽いうちに適切な対策を講じることで進行を防ぎ、改善を促進することが期待されます。
・定期的に足の状態をチェックし、異常があれば早めに対応することが重要です。