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腰、臀部の痛み
脚のシビレ
膝に力が入らない
前屈ができない
つまずきやすい
人間の身体の中で1番太い坐骨神経はお尻やもも裏、ふくらはぎなど多くの場所の筋肉を担当しており、その坐骨神経が圧迫されてしまうと痛みやシビレ、筋力低下を引き起こします。上記のような症状があれば坐骨神経痛の疑いがあります。
放っておくと膀胱や直腸も担当しているので、残尿感や便秘などの症状が出てきたり、痛みシビレが強くなることで足を引きずりながら歩くようなこともあり得ます。 -
坐骨神経痛に対する当院の考え
坐骨神経痛となる症状の原因が腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、梨状筋症候群、脊椎すべり症など多岐に渡り、症状の出かたも治療法も様々ある疾患です。そのため当院では個々に違う患者様のお悩みをしっかりとヒアリングさせていただき、疾患を見極めそのお辛さに合わせた治療内容と治療プランを作成し、また、症状の改善に伴って痛みの出にくいお身体作りと再発を防ぐため骨格を整えることや、腰周りのインナーマッスルを鍛え身体の中に天然のコルセットを作り上げること、骨盤や股関節周囲にある筋肉をストレッチし柔軟性を向上させていくことが重要と考えております。
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坐骨神経痛を放っておくとどうなるのか
坐骨神経自体の圧迫が強くなればなるほど、痛み、シビレが強くなり、立ち上がるときに強い痛みが出たり、歩いているうちに休まないと続けて歩けないような症状が出てきます。
さらに悪化すると麻痺が起き、膝崩れ現象など力が入らない状況や皮膚の感覚に異常をきたすこともあります。
さらに重篤なケースでは、尿閉や残尿、尿漏れなどの排尿障害や便秘などの直腸障害を伴うこともあります。
重篤な病変でなければ比較的緩解するケースが多い症状ですので我慢せずに痛みやシビレがある場合は早め治療を行なっていくことを推奨いたします。 -
坐骨神経痛の軽減方法
亜急性の腰痛の約20%〜35%は神経自体が圧迫など阻害されて起こる症状と報告されています。坐骨神経のような大きく担当している場所が多い神経はとても影響を受けやすいため、まずはどの部分から起こっているのかを把握する必要があります。原因となる場所を特定できれば、その圧迫を解除するために該当する骨格を整えることや筋肉の緊張を緩和させることで状態は改善しやすいです。痛みやシビレが落ち着いてくれば腰椎や骨盤を支える大黒柱のような存在の大腰筋をはじめとするインナーマッスルを強化していくことで再発を防止し腰周りの安定感にも繋がっていきます。
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坐骨神経痛の軽減に効果的な当院の施術メニューは?
仕事でのパソコン作業や長時間の自動車の運転など日常生活の不良姿勢により症状が出てきている場合は、原因として骨格の歪みから起こる場合が考えられます。
そのような状態には骨格を矯正していく全身の骨格矯正が効果的な治療になります。
全身の歪みを整えることで身体のバランスが安定し、不良姿勢により一部分に無駄にかかっていた負担を減り原因となる圧迫を作っている部分の改善を図ります。
また筋肉の緊張から起こる場合には自分では伸ばすことが難しい筋膜から伸ばしていく筋膜ストレッチを行なっていくことで下肢の筋肉の緊張を緩和させ、神経の圧迫を緩めていきます。 -
その施術を受けるとどう楽になるのか
全身骨格矯正を継続して行なっていった場合には、不良姿勢の多い日常生活のなかで1番の天敵である重力に対抗するため、1番身体に負担がかかりづらいゴールデンラインと呼ばれる背骨が理想的な形をしている状態を作り負担のかからない身体作りができることで、今まで辛かった姿勢でも痛みが出づらくなっていきます。
筋膜ストレッチを継続して行なっていった場合には、臀部や下肢の筋緊張が緩和され、重だるさや不快感、動かしづらさのある下肢の状態を改善していくことができます。 -
改善するために必要な施術頻度は?
改善するために必要な施術頻度としては、治療開始から1〜2週間は出来るだけ多くお身体に刺激を入れることで早くお辛い状態を改善することが可能です。毎日でもかまいません。
それ以降は状態にもよりますが1週間に1〜2回の頻度で施術を行なっていくことで疼痛緩和と緊張緩和することができ、細胞周期で言われる、細胞が生まれ変わる90日の期間経過する頃には痛みは緩和していることが期待できます。 -
坐骨神経痛関連でよくある質問と回答
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Q. 坐骨神経痛とはどのようなものですか?
A. 自覚症状であるため本人にしか分かりません。
そのため痛みの表現も様々で、ビリビリ、ピリピリ、チクチク、ジンジンなど、痛みはズキズキなどと感じることがあります。痛みの場所は坐骨神経が通っている、おしりから下肢にかけて起こり、片肢に症状が出る場合がほとんどですが、両肢に症状が出ることがあります。おしりから下肢にかけて痛みがある、長い時間立っている事が辛い、腰を反らすと下肢に痛みやしびれを感じる、おしりの痛みが強く、座り続ける事が困難歩くと痛みが出て歩けなくなるが休むと歩ける、体をかがめると痛みが強くなる。とこのような状態が1つでもある場合は、坐骨神経痛である可能性があります。 -
Q. 坐骨神経痛にならないための予防はありますか?
A. 坐骨神経痛は、背骨の関節や椎間板への負担を少なくしたり、毎日適度な筋力トレーニングやストレッチを行ったりすることで予防が可能です。坐骨神経痛にならないようにするには、腰に負担がかかるような姿勢を長時間とらない。どうしても腰に負担がかかる仕事をしている人はコルセットなどで腰を保護する。急に重い物を持ち上げない。栄養バランスの整った食事を1日3食規則正しくとり、体重の増加に気をつける。腹筋、背筋、骨盤周辺の筋肉、大腿四頭筋、ハムストリングスなどを強化する。特に、腹筋と背筋のバランスがとれていることが大切。お尻周りにある筋肉や、大腿四頭筋、ハムストリングス筋などをお風呂あがりにストレッチする。 -
Q. 坐骨神経痛でやってはならないことはなんですか?
A. 坐骨神経痛の症状が出ている時は、腰を曲げたりひねったり、体を冷やしすぎたり、脂肪をつけすぎるのは良くない。
坐骨神経痛は重いものを持ち上げたり、体をひねるような運動をすることが多い人に発症しやすいです。
発症後もひねったりするような動きをすると痛みが強くなるだけでなく、症状が悪化する可能性があるので注意しましょう。また、腰や足を冷やしすぎると体が常に緊張状態になってしまうため、筋肉が凝り固まってしまい、神経を更に圧迫してしまいます。
冷房の効いた部屋に長時間滞在すると症状が悪化しやすいので、注意してください。
最後に、脂肪をつけすぎないことも症状を和らげるためには重要です。
上半身に脂肪が付きすぎると、腰に大きな負担がかかってしまいますので、坐骨神経痛の症状がある人は、食事量や運動量を調節し、脂肪が付かないようにしましょう。
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