
こんなお悩みはありませんか?
自分自身の姿勢について自分が気になる。周りの人から姿勢について指摘されることがある。
背中や腰周りに負担がかかり慢性的な痛みがある。
股関節などが歩行時にヅキヅキと常に痛む。
膝への負担が大きく、痛みがある。又左右差があり重心のバランスが悪い。
血流やリンパの流れが悪く、下半身のむくみや冷えを感じる。
定期的に足が攣ることがある。
からだが日常動作や少しの運動だけでも疲れを感じやすい。
骨盤の歪みについて知っておくべきこと
1. 骨盤は身体の土台
骨盤は上半身と下半身をつなぐ重要な部分であり、背骨や下肢、内臓を支える役割を担っています。歪みが生じると、身体全体のバランスに影響を与える可能性があります。
2. 骨盤の基本的な構造と役割
構造:
骨盤は「腸骨」「恥骨」「坐骨」「仙骨」「尾骨」で構成されています。
役割:
・体重を下半身に伝える役割があります。
・内臓を支える働きがあります。
・出産時に開閉する柔軟性を持ち合わせています(特に女性の場合)。
3. 骨盤が歪む原因
骨盤の歪みの主な原因は、生活習慣や癖、筋力バランスの乱れなどにあります。
日常的な癖:
足を組む、片足重心で立つ、座る際の姿勢の乱れなど。
運動不足:
筋力不足や柔軟性の低下が影響します。
妊娠・出産:
骨盤周囲の筋肉や靭帯が緩みやすくなるためです。
外傷:
転倒や事故によって骨盤にズレが生じることもあります。
4. 骨盤の歪みが引き起こす影響
身体への影響:
腰痛、肩こり、膝痛、股関節痛などの原因となることがあります。
血流・リンパへの影響:
冷え性やむくみ、疲労感が生じやすくなります。
内臓への影響:
消化不良や便秘、生理痛が悪化することがあります。
姿勢や体型の変化:
猫背や反り腰、身体の左右差が目立つようになる場合があります。
症状の現れ方は?
1. 骨盤の歪みがもたらす直接的な症状
骨盤の歪みによって骨格や筋肉に負担がかかると、次のような症状が現れることがあります。
腰痛:
骨盤がずれることで腰椎に過剰な負担がかかり、痛みを感じやすくなります。
股関節の違和感:
股関節の可動域が制限され、痛みや違和感が生じることがあります。
膝の痛み:
骨盤の歪みにより脚の長さに差が出ることで、膝への負担が増加します。
尾骨の痛み:
座ったときに尾骨部分が痛む場合、骨盤の後傾が関係していることが多いです。
2. 神経への影響による症状
骨盤の歪みが神経を圧迫することで、以下のような症状が現れることがあります。
しびれや痛み:
坐骨神経に影響が出ると、腰から脚にかけてしびれや痛みが起こることがあります。
筋力の低下:
特定の筋肉がうまく使えなくなることがあります。
3. 血流やリンパの流れの悪化による症状
骨盤の歪みは血管やリンパ管を圧迫し、次のような症状につながる可能性があります。
下半身のむくみ:
血液やリンパ液の循環が悪くなることで、むくみが発生しやすくなります。
冷え性:
特に女性に多く見られ、下半身の冷えを感じやすくなります。
疲労感:
全身の循環が悪化することで、疲れを感じやすくなります。
4. 内臓への影響による症状
骨盤の位置が内臓に影響を与えると、次のような不調につながることがあります。
便秘や下痢:
骨盤の歪みにより腸の動きが鈍くなり、消化機能の乱れが生じることがあります。
生理痛や月経不順:
女性の場合、骨盤の位置が子宮や卵巣に影響を及ぼすことがあります。
頻尿や尿漏れ:
骨盤底筋の弱化により、排尿に関するお悩みが出る場合があります。
5. 姿勢や体型への影響による症状
骨盤の歪みは姿勢や見た目にも影響を与えることがあります。
猫背や反り腰:
骨盤の前傾や後傾によって背骨のカーブに変化が生じやすくなります。
体の左右差:
肩の高さに差が出る、腰回りに左右差が見られることがあります。
お尻の形の変化:
骨盤の開きや後傾により、お尻が垂れたり横に広がったりする場合があります。
脚の長さの違い:
実際の差または歪みによる錯覚により、脚の長さに違いがあるように見えることがあります。
6. 日常生活で感じやすい症状
・長時間座っていると腰やお尻が痛くなる
・片足重心で立つ方が楽に感じる
・歩く際に左右のバランスが取りにくいと感じる
・靴底のすり減り方が左右で異なる
<症状の出方と個人差について>
骨盤の歪みによって現れる症状は、歪みの種類(前傾、後傾、左右のズレなど)や生活習慣、体型などによって異なります。早期に気づき、ストレッチや施術などを取り入れることで、体調の軽減が期待できる場合があります。
その他の原因は?
1. 先天的な要因
生まれつきの骨盤形状の異常:
骨盤自体が左右非対称な形状を持つ場合、歪みが生じやすくなります。
股関節形成不全:
生まれつき股関節の形が不完全な状態であると、骨盤に負担がかかることがあります。
2. 神経や筋肉の異常
筋ジストロフィーや神経疾患:
筋力の低下や神経の働きに異常がある場合、骨盤が不均等に支えられることがあります。
麻痺や片側の筋肉過緊張:
脳卒中後の片麻痺や、特定の筋肉が極度に緊張している状態が原因となることがあります。
3. 内臓や血管のトラブル
内臓の位置異常:
胃下垂や腸への過剰な負荷が骨盤に影響を及ぼすことがあります。
大動脈瘤や腫瘍:
腹部や骨盤周辺の大きな血管や腫瘍による圧迫により、骨盤がずれる場合があります。
4. 病歴や施術の影響
骨盤周辺の手術:
骨盤や股関節周囲の手術を行った後に、筋肉や骨のバランスが崩れることがあります。
骨粗しょう症:
骨の密度が低下することで、骨盤の構造が変形し、歪みが生じやすくなることがあります。
5. 極端なスポーツや身体活動
片側に偏った運動:
特定のスポーツ(ゴルフや野球など)により片側の動きが過剰になると、骨盤に左右差が生じることがあります。
極度の柔軟性トレーニング:
過度なストレッチを行いすぎることで、骨盤周辺が不安定になる場合があります。
6. 成長期の不均等な成長
成長期のアンバランスな骨の発育:
特に10代では脚の長さや骨盤の成長が左右で異なることで、影響を受けることがあります。
7. ストレスや心理的要因
筋肉の緊張による歪み:
精神的なストレスが身体に影響を与え、骨盤周囲の筋肉に左右差が生じることがあります。
骨盤の歪みを放置するとどうなる?
1. 慢性的な痛みの悪化
骨盤の歪みは体全体のバランスを崩し、さまざまな部位に慢性的な痛みを引き起こすことがあります。
腰痛:
骨盤が歪むことで腰椎に負担がかかり、腰痛が慢性化しやすくなります。
肩こりや首の痛み:
骨盤のズレが上半身に伝わり、肩や首に負担が集中しやすくなります。
股関節や膝の痛み:
下半身の骨格バランスが崩れることで、股関節や膝に痛みが生じることがあります。
2. 姿勢の悪化と体型の崩れ
姿勢のゆがみ:
猫背、反り腰、O脚など姿勢の崩れが目立つようになることがあります。
体型の変化:
骨盤の開きにより下半身が太く見えたり、お尻が広がる・垂れるなどの体型変化が生じることがあります。
歩行の乱れ:
骨盤の歪みによって歩き方が不自然になり、疲れやすく感じる場合があります。
3. 内臓機能への悪影響
骨盤の歪みは内臓の位置にも影響を与え、以下のような不調を引き起こす可能性があります。
便秘や下痢:
腸が圧迫され、消化機能が低下しやすくなります。
生理痛や月経不順:
女性の場合、骨盤内の子宮や卵巣が圧迫され、生理痛や月経不順が悪化することがあります。
頻尿や尿漏れ:
骨盤底筋が弱くなることで排尿に関するトラブルが増えることがあります。
4. 血流やリンパの滞り
骨盤の歪みは血流やリンパの流れを妨げ、次のような症状が出やすくなります。
冷え性:
下半身の血行が悪化し、冷えが強くなることがあります。
むくみ:
特に足や脚にむくみが現れやすくなります。
疲労感の増加:
全身の血行不良が原因で、慢性的に疲れやすく感じることがあります。
5. 神経系への影響
骨盤の歪みが神経を圧迫すると、以下のような症状が現れる場合があります。
坐骨神経痛:
骨盤が坐骨神経を圧迫し、脚やお尻にしびれや痛みが生じることがあります。
筋力低下やしびれ:
長期間の神経圧迫によって脚の筋力が弱くなることがあります。
6. 精神的な影響
ストレス増加:
慢性的な痛みや疲労感が精神的なストレスを引き起こすことがあります。
集中力の低下:
身体の不調が続くことで、集中力やパフォーマンスが低下する場合があります。
7. 病気のリスク増加
骨盤の歪みを長期間放置すると、以下のような深刻なリスクが高まる可能性があります。
関節炎や変形性関節症:
股関節や膝関節に過剰な負担がかかり、関節の変形が進行することがあります。
腰椎椎間板ヘルニア:
腰への過剰な負荷が原因となり、ヘルニアを引き起こす可能性があります。
慢性疲労症候群:
全身のバランスが崩れることで、慢性的な倦怠感が続くことがあります。
当院の施術方法について
当院では、骨盤の歪みに対して「全身骨格矯正」といった施術を行っております。
「全身骨格矯正」とは、その名の通り全身の骨格の歪みを整え、本来の骨の位置へ戻すことで、筋肉・神経・血管などへの負担を軽減し、姿勢の軽減が期待できる施術となっております。
また、骨の歪みだけでなく、筋肉の柔軟性を高めるための手技も取り入れており、骨格・筋肉・柔軟性の各方向にアプローチする施術内容となっております。
年齢を重ねて骨密度の低下や脆弱性が見られる方には、「猫背軽減矯正」といった施術もご用意しており、老若男女問わず幅広いお悩みに対応しております。
改善していく上でのポイント
1. 正しい姿勢を意識する
座るとき:
椅子に深く腰掛け、骨盤を立てるように座ります。足を組む癖を避け、両足を床に平行に置くようにしましょう。
立つとき:
片足重心を避け、両足に均等に体重をかけます。腰を反りすぎず、背筋を自然に伸ばすように意識します。
歩くとき:
親指に重心を乗せることを意識し、左右のバランスを保ちながら歩くようにしましょう。
2. 適切なストレッチやエクササイズを行う
骨盤周辺の筋肉をほぐし、バランスを整えることが大切です。
ストレッチ:
・股関節のストレッチ:股関節周りの筋肉を柔軟にすることで、骨盤の歪みの軽減が期待できます。
・太ももや腰まわりのストレッチ:特に大腿四頭筋や腰の筋肉を緩めることで、負担の軽減が期待できます。
筋力トレーニング:
・骨盤底筋の強化:骨盤を支える筋肉を鍛えることで安定性が高まります(例:ドローインやケーゲル体操)。
・体幹トレーニング:プランクやブリッジなどで体幹を鍛えることで、骨盤の安定につながります。
3. 生活習慣を見直す
長時間座り続けない:
1時間に1回は立ち上がり、軽くストレッチを行いましょう。
寝具の見直し:
柔らかすぎるマットレスは骨盤の歪みに影響することがあるため、適度な硬さのある寝具を選ぶようにしましょう。
片側に偏った動きを避ける:
バッグをいつも同じ側で持つ、片側だけで荷物を運ぶなどの習慣を見直すことが大切です。
4. 骨盤ベルトやサポートアイテムを活用
骨盤矯正ベルトやクッションを使用することで、日常生活の中でも骨盤の正しい位置を保ちやすくなります。
5. リラクゼーションと筋肉の緊張緩和
マッサージや整体:
筋肉の緊張をほぐすことで、骨盤の歪みの軽減が期待できます。
温める:
入浴などで体を温めたり、腰まわりを重点的に温めることで血行が促進され、緊張が和らぎやすくなります。
6. 食事の見直し
骨盤周辺の筋肉の健康維持には栄養も重要です。
たんぱく質:
筋肉の修復を助ける栄養素です。
カルシウムとマグネシウム:
骨の健康を支えるために必要です。
ビタミンD:
骨の強化や筋力維持に役立つ栄養素です。
7. プロのサポートを受ける
整体やカイロプラクティック:
専門家による骨盤矯正の施術を受けることで、歪みの軽減が期待できる場合があります。
理学療法士の指導:
骨盤周囲の筋肉に対するエクササイズなど、専門的なサポートを受けることが可能です。
8. 継続が大切
骨盤の歪みは一度の努力で変化するものではありません。日常の動作や姿勢を見直し、正しい習慣を継続することが重要です。