悩みタイトル

手のこわばり。
手の指の人差し指、中指にしびれが出てきた。
朝、目を覚ますと手がしびれて痛い。
しびれてきて、手を振ったりすると痛みが緩和される。
夏は痺れをあまり感じないが、冬になると手のしびれ強く感じる。
親指の付け根がやせてきた。
ペットボトルのキャップが開けずらい。
小さいものが掴みづらい。
親指と人差し指で綺麗な丸が作れない。
デスクワークや家事をしていて手が重だるい感じがする。

手根管症候群に関する当院の考え

①〜⑩のいずれかでも当てはまれば手根管症候群の可能性があります。
手根管症候群とは手首で神経が圧迫されて起こる神経障害です。
手根管と呼ばれる手首にある屈筋腱という腱や手の骨(手根骨)、靭帯の中に正中神経という神経があります。
その神経を腱の周りにある滑膜と呼ばれる腱を骨と直接当たらないようにするためのクッションが加齢やホルモンバランスの乱れ、手の使いすぎによりむくみが生じます。
そのむくみが正中神経を圧迫し、手のしびれやこわばりを起こします。
ペットボトルのキャップが開けづらかったり、小さいものが掴みづらいのもこれらが原因です。

手根管症候群はなぜ起こるのか?

圧迫の原因としては妊娠、出産期や更年期の女性に多い症状です。
その原因としては明らかになってはいませんが、ホルモンバランスの乱れによりむくみや腫瘤による手根菅内の内圧が上がり神経を圧迫することで起こります。
女性だけにかぎらず同じ動作の繰り返し、骨折の後、スポーツで手を酷使している方なども同じようにむくみや腫瘍で圧迫します。
ですので、デスクワークでのマウスやキーボードの長時間の活用、野球やテニス、バスケットボールをやっている方、家事をずっと行っている方なども手根管症候群になりやすいです。

手根管症候群を放っておくとどんな症状が現れるのか

初期としては人差し指や中指にしびれがではじめ、進行すると親指にしびれや痛みが出ます。
しびれも最初は少しでも徐々に強まっていきます。
それによりペットボトルのキャップが開けられなかったりピアスなどの小さいものがつかみにくくなります。
それだけでなく糖尿病、腎疾患、痛風、アミロイドーシスと呼ばれる異常蛋白質(アミロイド)が脳や心臓、腎臓、消化管、神経など全身の様々な臓器に沈着すして機能障害を起こす病気、甲状腺機能低下症という汗をかかない、食欲が低下するなど全身の機能が低下する疾患などのホルモンの変化や代謝性疾患でも手根管症候群が見られます。
なので放っておくと死に関わる可能性がある疾患でもあります。

手根管症候群の改善に効果的な当院の施術メニューは?

当院では、鍼治療、電気治療、矯正治療が効果的です。
電気治療では、電気を流すことにより血流が良くなり圧迫されていた手根管の内圧を下げることができます。
矯正治療では、血流を良くするために、全体的に見て根本から治療していき、血流をよくします。
鍼では、直接手根管にアプローチが出来ます。
それに電気治療や矯正治療は表面上にとても効果的ですが、鍼は電気では届かないところにまでできるので効果がより実感しやすくなります。
また、鍼も注射針の太さでなく、髪の毛ぐらいの太さです。なので、注射のような痛みもなく、治療をすることができます。

その施術を受けるとどう楽になるのか

鍼や電気治療、矯正治療を行い血流を良くすることで、手根管内の内圧が下がりむくみや朝のこわばり、しびれ、痛みが軽減されます。
また、局所だけでなく腕全体にアプローチをかけるので力が入りやすくなるだけでなく、筋肉を緩めるので指に力が入りやすくなったり、スポーツでボールを使う時の違和感、腕の疲労感、はり感もとることができます。
それだけでなく、血流を良くすることで他の症状が改善出来たりすることが出来ます。

改善するために必要な施術頻度は

初めのうちは効果が出ても、使えば使った分だけまた疲労してしまい、また痛みやしびれが出てしまいます。
ですので、来れる時はできるだけ毎日ご来院して頂き、症状が出る期間が初めよりもしびれや痛みがでにくくなったり始めたら少しずつ頻度を落として治療していきましょう。
少しでも早く良くなるために私たちと一緒に治療を頑張りましょう。