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脊柱管狭窄症について

脊柱管狭窄症とは?

脊柱管狭窄症とは、中高年の男性に発症しやすい症状です。

背骨には神経の出入り口が3か所あり、その部分が脊柱管といいます。脊柱管が何かしらの要因で狭くなってしまった状態を指します。また、脊椎すべり症という、上下の背骨がずれてしまう症状も似たような症状を引き起こします。

背骨同士の間には椎間板というコラーゲン状のクッションがあり、不良姿勢や運動不足、筋肉量の低下などにより、姿勢や体の維持ができていない状態が長期間続くと、ヘルニアなどの診断が下ることがあります。それが治ったとしても、その後に脊柱管狭窄症などの症状が表れることがあります。

脊柱管狭窄症の根本原因は?

脊柱管狭窄症の本当の原因としては、背骨の中で神経が密集している部分の出口が狭くなることが挙げられます。原因は様々ですが、長年の姿勢不良、急な運動、かつてできたことを急に行うこと、インナーマッスルの低下、不摂生などが関係しています。特に、長期間の姿勢不良が続いた状態や長時間のデスクワーク、肉体労働、日々の通勤中の電車や車の運転など、猫背の姿勢が続くことが大きな要因です。

背骨は本来S字カーブを描くのが理想的ですが、猫背の状態が続くと背骨がC字状になり、これにより骨格で支えられる荷重の負担が変わり、今回のような症状に直結しやすくなります。このように複数の原因が関わるため、明確な原因は患者様一人ひとりの背景によって異なります。

こんなお悩みはありませんか?

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お尻から太ももの裏、ふくらはぎや足にかけて痛みやしびれ、重だるさをなどが普段からある

こうしたお悩みは下半身の筋肉の柔軟性が低下していることが原因となります。筋肉の柔軟性を向上させることは重要であり、また、筋肉量を増やすことも有効です。

少し歩いたり動いたりするだけで疲れやすくなった

こういったお悩みも脊柱管狭窄症の方が多く抱える症状です。この疲れやすさは、ふくらはぎが全身に血流を戻すのに重要な役割を果たしているにも関わらず筋肉の動きが悪くなってしまうことが原因です。神経の伝達が弱くなり、正しく筋肉が動かせなくなることが主な原因と考えられます。

脊柱管狭窄症 に対する当院の考え

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脊柱管狭窄症は進行度合いに応じて施術方法が変わりますが、まず全身の筋肉の硬さや筋肉量の低下が主な原因となります。

普段同じ姿勢をとることが多い方や、歩行が以前よりも困難になっている方など、様々なお悩みを抱える方がいらっしゃるかと思います。これらの問題の大部分は、最初に述べたことに関連しており、日常の姿勢の見直しや運動習慣の改善が重要です。

当院では、特に腹筋やふくらはぎの筋肉の柔軟性と筋肉量を向上させることが最適解と考えています。

脊柱管狭窄症 はなぜ起こるのか?

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脊柱管狭窄症が起こる理由は複数ありますが、筋肉や靭帯、骨格の長期的な使用による経年劣化が最も考えられます。

代謝率が高い10代や20代とは異なり、この症状は中高年に好発します。また、運動不足や同じ姿勢を長時間続けることが普段から続いている方に多く見られます。これらの要因が長期間持続すると身体への負担が蓄積し、同じ筋肉や靭帯、骨に負荷がかかり、背骨の骨が移動したりすることが問題となります。

脊柱管狭窄症 を放っておくとどうなるのか?

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脊柱管狭窄症を放置すると、初期段階では足に力が入りにくくなり、歩くことが徐々に困難になります。長い距離を歩けず、短い距離を歩いては休むという繰り返しになり、間欠性跛行などの特徴的な歩き方が現れます。このような状況では外出が減少し、筋力も低下していきます。たとえば、1日寝たきりでいるだけでも3日かかって筋肉を取り戻さなければならないほど筋肉が減少します。

脊柱管狭窄症の症状が進行している状態でこのような状況が続くと、最悪の場合には寝たきりになる可能性もあります。

脊柱管狭窄症 に効果的な当院の施術メニューは?

施術と院のイメージ

脊柱管狭窄症の方にとって最も効果が期待できる施術メニューは「筋膜ストレッチ」と「楽トレ」です。

【筋膜ストレッチ】
下半身の筋肉が全身の筋肉量の大半を担っています。これらの筋肉が動かないことで血流の流れが悪くなります。筋膜ストレッチによって筋肉の可動域を広げると同時に、脳に正しい可動域を教え込むことができます。これにより、腰に連動している筋肉の負担が軽減され、脊柱管狭窄症の症状も軽減されます。

【楽トレ】
楽トレは、腰から下半身にかけての筋肉が弱っているため、自身の筋肉でできているコルセットのように腹圧を上げて腰の安定を促す効果があります。

その施術を受けるとどう楽になるの?

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まず、筋膜ストレッチは下半身の軽さや可動域の改善、浮腫み、下肢静脈瘤などに効果が期待できます。季節によっては、四肢末端の冷え性も軽減が期待されます。初めの施術中は痛みを感じることがありますが、終わった後は指圧などでは感じられない程の抜けた感覚が得られます。

次に、楽トレではおなかに電気を使って筋肉を動かします。腹筋に刺激を与えるため、低周波と長周波の複合的な電気が力強く深部にまで流れる特徴があります。

脊柱管狭窄症 を軽減するために必要な施術頻度は?

脊柱管狭窄症を軽減するために必要な施術頻度としては、最低でも週に1~3回、最も理想的には毎日でもご来院いただきたいところです。その理由として、日々の身体の負担が溜まることから、それをしっかりと抜いてあげることが軽減には最も近道になります。

楽トレは筋トレと同様なので、週に2~4回程度行うことで初期段階でも効果を実感していただけると思います。