こんなお悩みはありませんか?

階段の上り下りで膝のお皿の下に痛みを感じる
ジャンプの着地やダッシュした時などの運動時に膝にズキッと痛みが出る
膝のお皿の下側を押すと痛みが出る
部活やスポーツの後に痛みが出る
膝の痛みが気になってプレーに集中できない
痛みが出た後に少し休むと良くなるけど動き出すとまた痛くなる
成長期の子どもで、運動量が増えてから急に膝が痛み出した
しゃがむのが辛い、痛みのせいで思い切って跳んだり、走ったりができずパフォーマンスが以前よりも落ちた気がする
朝起きた時に膝のこわばりを感じる長時間座りっぱなしの後に動くと膝が動かしにくい
膝蓋腱炎について知っておくべきこと

膝蓋腱炎(しつがいけんえん)は、膝のお皿(膝蓋骨)とすねの骨(脛骨)をつないでいる膝蓋腱に炎症が起こるスポーツ障害の一つで、別名「ジャンパー膝」とも呼ばれます。ジャンプやダッシュ、急な方向転換など、膝の曲げ伸ばしを繰り返す動作によって膝蓋腱に過度な負担がかかることで発症します。特にバスケットボールやバレーボール、サッカーなどの競技者に多くみられます。主な症状は、膝のお皿の下あたりの痛みや圧痛で、運動時に強くなり、進行すると日常生活でも痛みを感じることがあります。初期の段階で適切なケアや運動量の調整を行うことが重要で、放置すると慢性化し、競技継続が困難になる場合もあります。
症状の現れ方は?

膝蓋腱炎の症状は、進行度によって段階的に変化していきます。
ステージ1(軽症)では、運動後に膝のお皿の下あたりが痛むものの、休息をとれば治まり、日常生活にはほとんど支障がありません。この段階では違和感程度のことも多く、見過ごされがちです。
ステージ2(中等症)になると、運動前や運動中にも痛みを感じるようになります。ウォーミングアップで一時的に軽減することもありますが、再び痛みが出現します。それでも練習自体は可能なため、無理をして続けてしまうケースが少なくありません。
ステージ3(重症)では、運動中の痛みが強くなり、パフォーマンスが著しく低下します。練習の継続が困難になり、日常生活動作でも階段昇降や立ち上がりで痛みを感じるようになります。
さらに進行したステージ4(最重症)では、腱の高度な変性や部分断裂、最悪の場合は断裂に至ることもあります。ここまで悪化すると手術が検討される場合もあり、回復には長い時間を要します。早期の段階で適切な対処を行うことが、重症化を防ぐために非常に重要です。
その他の原因は?

膝蓋腱炎の主な原因は、膝蓋腱への繰り返しの過度な負荷です。ジャンプやダッシュ、急停止、急な方向転換などの動作を頻繁に行うことで、膝蓋腱に強い牽引ストレスがかかり、微細な損傷が蓄積して炎症や変性が生じます。特に練習量の急激な増加や、休養不足は発症リスクを高めます。また、大腿四頭筋やハムストリングスの柔軟性不足、筋力バランスの乱れ、体幹の不安定性も膝への負担を増大させる要因です。さらに、硬い地面での練習、不適切なシューズ、フォームの乱れなどの環境的・技術的要素も関与します。成長期では骨や腱が未成熟なため、過度な運動により発症しやすく、複合的な要因が重なって起こることが多いのが特徴です。
膝蓋腱炎を放置するとどうなる?

膝蓋腱炎を放置すると、痛みは一時的に軽くなったり強くなったりを繰り返しながら、徐々に慢性化していきます。初期のうちは運動後のみの痛みで済んでいても、無理を重ねることで腱の微細損傷が蓄積し、炎症だけでなく腱の変性も進行します。その結果、運動中の痛みが強まり、パフォーマンスが大きく低下します。さらに悪化すると、日常生活動作でも常に痛みを感じるようになり、膝蓋腱の部分断裂や完全断裂に至るリスクも高まります。断裂した場合は手術が必要となることもあり、競技復帰までに長期間を要します。早期に適切な治療と負荷調整を行うことが、重症化や長期離脱を防ぐために重要です。
当院の施術方法について

当院では、膝蓋靭帯炎(いわゆるジャンパー膝)に対して、炎症の軽減と再発予防を目的とした施術を行います。まず問診や触診、動作確認などにより膝の状態や負担の原因を評価します。急性期にはアイシングや電気療法などで炎症と痛みの緩和を図り、炎症が落ち着いてきたら、大腿四頭筋やハムストリングスの柔軟性を高める手技療法やストレッチ指導、膝蓋腱への負担を減らすテーピングやサポーターの提案を行い、さらに、骨盤や股関節、足関節のバランスを整える骨格矯正などの施術によって膝への過剰なストレスを軽減します。日常生活やスポーツ動作のフォーム改善指導、筋力トレーニングのアドバイスなども行い、痛みを軽減させるだけでなく再発防止を一緒に目指していきます。
軽減していく上でのポイント

膝蓋靭帯炎の施術で痛みを軽減していく上でのポイントは、炎症の段階を見極めながら負荷を適切に調整することです。急性期は無理な運動を避け、アイシングや物理療法で炎症を抑えることが優先されます。痛みが落ち着いてきたら、大腿四頭筋やハムストリングスの柔軟性を高め、膝蓋腱にかかる牽引ストレスを軽減します。また、股関節や足関節の可動性を改善し、膝に負担が集中しない動作パターンを作ることも重要です。さらに、段階的な筋力強化をすることで腱の耐久性を高めます。痛みを我慢して悪化させないよう、運動量と回復のバランスを保つことが再発予防につながります。