悩みタイトル

こんなお悩みはありませんか?

骨盤の歪みイメージ1

骨盤は、2つの寛骨と仙骨、尾骨で構成されており、それぞれの骨は強靭な靭帯で結合されています。

仙腸関節は約3~5㎜しか動かないと言われており、骨盤自体が大きく歪むわけではありません。しかし日頃の姿勢や歩き方のくせにより、骨盤周りの筋力に偏りが生じ、仙腸関節や股関節の位置がずれることで骨盤が歪んだように見えてしまいます。

この歪みを放置すると、反り腰や猫背など姿勢が悪化するほか、次のような症状が現れる可能性があります。

腰痛
肩こり
便秘
冷え
むくみ
尿漏れ
下半身太り
下腹ぽっこり
生理痛や生理不順 等

また、骨盤の歪みによって内臓機能が低下することもあるため、適切な施術が必要になります。

骨盤の歪みについてで知っておくべきこと

骨盤の歪みイメージ2

骨盤の歪みについて施術を行う前に、その原因を知っておくことは大切です。まずは、日常生活での癖についてです。

日常生活における何気ない癖が、骨盤の歪みの原因になることがあります。たとえば、いつも同じ側の肩で荷物を持つ、片足に重心をかけて立つことが多い、座るときに足を組むといった行動です。これらは無意識に行っていることが多いため、意識していないと修正するのが難しい場合もあります。

また、運動不足による筋力低下も骨盤の歪みの原因のひとつと考えられます。骨盤には前後左右、そして浅層から深層まで多くの筋肉が付着しており、これらの筋肉が衰えて身体を支える力が弱くなると、正しい姿勢を保つことが難しくなります。その結果、骨盤が傾きやすくなったり、日常生活の癖による歪みが生じやすくなったりします。

さらに、女性の場合は妊娠や出産によって骨盤がずれることもあります。妊娠によりお腹が大きくなると、身体の重心が変化し始めます。それにより、胎児や胎盤を支える骨盤にかかる負担が大きくなり、痛みや歪みが生じやすくなると考えられています。

症状の現れ方は?

骨盤の歪みイメージ3

骨盤の歪みは腰部に負担をかけ、慢性的な腰の不調の原因となることがあります。また、坐骨神経痛や腰椎椎間板ヘルニアのリスクが高まる可能性もあります。

坐骨神経痛は、おしりの筋肉の硬さが要因となることもありますが、骨盤の歪みによる腰部の不調との関連が大きいと考えられています。腰椎椎間板ヘルニアは、椎間板に過剰な負荷がかかることで椎間板症となり、それが進行することによって発症する場合があります。特にデスクワークなどで長時間座り続ける生活が続くと、椎間板にかかる圧が強くなりやすく、発症リスクが高まる傾向があります。

また、姿勢の変化によって肩こりや首こりといった症状があらわれる可能性もあります。骨盤の歪みにより身体の姿勢が不安定になると、猫背になりやすくなります。猫背の状態では、骨盤が後ろに倒れ、上半身が前傾姿勢になりがちです。すると、首から骨盤にかけての湾曲が本来の自然な形状よりも過剰に伸ばされた状態になり、その結果として、背中や首・肩といった周辺部位に負担がかかり、痛みが出やすくなることがあります。

その他の原因は?

骨盤の歪みイメージ4

骨盤が歪む原因はさまざまで、妊娠や出産により骨盤にずれを生じることもあります。また、競技スポーツなどで特定の動きを繰り返したり、ハイヒールを履く機会が多かったり、運動不足による筋力低下によっても歪みやすくなります。

産前産後の女性に対して整体による施術や運動指導を行う中で、骨盤を整えてもすぐに元に戻ってしまう方には、ある共通点が見られます。それは、赤ちゃんを抱くときにいつも同じ側の腰で支えたり、お腹を突き出して腰を反らせて立ったり、いつも同じ側で横座りをしていたりといった、日常生活での姿勢や体の使い方に偏りがあるという点です。

産後の女性に限らず、次のような癖がある方も注意が必要です。

・頬杖をつく側がいつも同じ
・荷物を持つ側がいつも同じ
・立つときに片側の足に体重をかけている
・床に座るときに片側だけで横座りをしている
・椅子に座るときに片側だけで脚を組んでいる

歪みは誰にでも起こり得るものですが、体の片側ばかりを使って特定の動作を行う癖がある場合には、偏りのない正しい姿勢を意識するだけでも歪みの軽減が期待できることがあります。

骨盤の歪みを放置するとどうなる?

骨盤の歪みイメージ5

骨盤の歪みを放置すると、さまざまな健康上の問題が生じる可能性があります。

まず、姿勢が崩れることで背中や肩に負担がかかり、慢性的な痛みにつながることがあります。また、骨盤は内臓の位置にも影響を与えるため、消化不良や生理不順など、内臓機能に悪影響を及ぼすことも考えられます。

さらに、歩き方や運動時のバランスが乱れることで、関節や筋肉に過度なストレスがかかり、けがのリスクが高まる傾向があります。精神的にも、体の不調はストレスや不安を引き起こし、生活の質の低下につながることがあります。そのため、定期的なチェックや適切な施術を受けることが大切です。

当院の施術方法について

骨盤の歪みイメージ6

接骨院では、骨盤の歪みに対してさまざまな施術方法を用いて対応いたします。

まず、カウンセリングを通じて患者様の症状や生活習慣を把握し、歪みの原因を特定します。次に、手技療法を用いて筋肉の緊張を緩和し、関節の可動域を広げていきます。

さらに、当院で多くの患者様に受けていただいている矯正施術により、骨盤を正しい位置に整え、バランスを調整いたします。また、ストレッチや運動指導を行い、日常生活での姿勢の乱れを軽減へと導くことを目指します。

加えて、患者様ご自身で実践できるセルフケアの方法もご提案し、再発の予防につなげます。接骨院での施術と併せて取り組むことで、より効果が期待できる場合があります。

改善していく上でのポイント

骨盤の歪みイメージ7

骨盤の歪みを整えることは簡単ではありません。しかし、歪みを予防することは可能です。また、整骨院などで施術を受けたあとにセルフケアを取り入れることで、歪みが戻りにくくなる可能性もあります。日頃から意識して取り組むことをおすすめします。

ここでは、骨盤の歪み予防に役立つセルフケアをご紹介いたします。

●日常の癖を意識的に見直すことが大切です。
整骨院などで施術を受けても、日常の癖を見直さなければ歪みが再発する可能性があります。日常のちょっとした習慣を意識して整えることで、骨盤の歪みを予防しやすくなります。

たとえば、立つときは頭からお尻までが一直線になるように意識する、座るときは足を組まずに両足をしっかり地面につけるといった心がけが大切です。

●骨盤の歪み予防には、骨盤周辺の筋肉を鍛えることが重要です。
スクワットや腹筋運動で、腹横筋、横隔膜、多裂筋、骨盤底筋群などを鍛えることが推奨されます。ほかにも、プランクやヒップリフトといった運動も効果が期待できます。無理のない範囲で取り組める方法を選び、継続して筋肉を鍛えることで、歪みの軽減が期待されます。

また、筋肉のこりや左右のバランスを整えることも大切です。ストレッチでお尻や太ももの前後を丁寧にほぐすことが望ましいでしょう。

お風呂上がりや就寝前に行うと、より効果が期待できます。ぜひ、日常の習慣として取り入れてみてください。