悩みタイトル

疼痛
運動制限
関節腫脹
変形
不安定性

などが主な症状であります。

疼痛は荷重や運動に伴って生じ、特に初期には運動開始時に疼痛を感じるのが特徴です。
座位、椅子から立ち上がるときや歩き初めに疼痛をおぼえ、歩行とともにいったん消失しますが、長時間歩行を続けると再び疼痛が起きます。

階段や坂道での疼痛の訴えも多いです。疼痛は膝の内側に感じ、内側関節裂隙に圧痛を感じます。症状が悪化すると歩行時に常に痛みを感じるようになり、歩行は障害されていきます。疼痛は夜間安静時にも見られるのが特徴です。

変形性膝関節症に対する当院の考え

変形性膝関節症は伸展と屈曲の両方において運動が制限されていきます。
初期段階では疼痛による制限が見られますが、次第に関節包の肥厚や軟部組織の拘縮、関節の変形により関節拘縮が進行します。滑膜増殖や関節包の肥厚、また関節液の貯留により膝関節は腫脹します。この腫脹によって膝蓋跳動が生じることもあります。

この状態が継続すると歩行が困難になり、運動への意欲が低下します。運動が不足すると膝周辺の筋力が低下し、その結果、歩行がますます難しくなるという悪循環に陥ります。この悪循環を避けるためには、まず膝への負荷を軽減し歩行時に必要な筋力を向上させる施術が重要です。

変形性膝関節症を放っておくとどうなるのか

変形性膝関節症をそのままにしておくと、下半身の関節に歪みが生じます。

特に、膝の内側では関節軟骨の摩擦が伴い、内反膝変形が進行します。この変形により荷重線は内側に移動し、内側関節面の力学的負荷が増大し、悪循環が生まれます。同時に、関節軟骨の摩擦が進むと内外側の靭帯の均衡が崩れ、荷重時に内外反変形が増加してしまい、膝への負荷が増し、痛みが生じて歩行が困難になります。

このため、変形性膝関節症をそのままにせず、まずは変形した関節の歪みを軽減し、周囲の筋力を向上させることが重要です。

変形性膝関節症の軽減方法

変形性膝関節症の軽減方法は、まず膝に過度の負担をかけないことが重要です。重いものを持たないことや体重の管理に気を付けることが、症状の悪化を防ぐ助けになります。体重の変動は膝への負荷に影響しますので、注意が必要です。

また、階段の上り下りや坂道歩行、しゃがみこみ動作はできるだけ避けるよう心掛けてください。膝を最大限に曲げることは関節に負担をかけるため、慎重に行動してください。
膝を冷やさないことも大切で、血流を良くすることで膝の腫脹が軽減されます。

その他に、座位、椅子から立ち上がる際におすすめなのは、急に立ち上がるのではなくあらかじめ膝を数回曲げ伸ばしをしておくと動き出しの負荷が軽減できます。

変形性膝関節症の軽減が期待できる施術メニューは?

変形性膝関節症の軽減に効果が期待できる当院の施術メニューをご紹介します。

【矯正施術】
この施術は骨格の歪みを軽減することに焦点を当て、膝の内反、外反、O脚、X脚などの変形した歪みを矯正し、膝への負荷を軽減します。

【筋膜ストレッチ】
筋力改善として筋膜ストレッチも重要です。筋肉の柔軟性低下は、単純に硬くなるだけでなく、膝の動きを制限し、歩行や階段昇降などの動作のなめらかさを損なうことがあります。これを防ぐためには柔軟性、筋膜ストレッチが有効です。

【EMS】
EMS電気療法は筋肉に刺激を与え、筋肉を活性化させることを目的としています。

【鍼】
筋肉を活性化させるために、鍼施術もおすすめです。

その施術を受けるとどう楽になるのか

矯正施術を受けることで、膝の関節の歪みによるストレスを軽減し、変形が進むのを防ぐことが期待されます。

筋膜ストレッチは、筋力の柔軟性向上させ膝の関節動きのストレスを軽減します。

EMSは、筋肉への直接的な刺激により筋力を向上させ、それによって膝の安定性が向上し、膝への負荷を軽減することができます。

鍼施術は、筋肉に直接刺激を与え、筋肉の硬さを軽減させる効果が期待できます。

これらの施術を通じて膝の変形によるストレスを減らし、患者様の症状を軽減させることができます。当院では専門の施術メニューを提供しておりますので、お気軽にご相談ください。

変形性膝関節症を軽減するために必要な施術頻度は?

軽減するために必要な施術頻度は、週に3~4回の施術頻度が必要です。

姿勢からくる負荷は常にかかっているためほぼ毎日の来院がおすすめですが、最低でも週に3回の来院が必要です。
筋膜ストレッチも同様に、週に3回は最低限必要となります。

EMSについては2~3回の来院が最低限で、筋力は間が空きすぎてしまうと減少してしまうので、筋力が減少しないように定期的に通われることが大切です。
鍼施術も筋膜ストレッチと同じで週に3回程来ていただければ、身体の歪み、柔軟性、筋力が改善方向へ持っていけると考えております。

お身体の状態に合わせて最適なプランをご提案させていただきますので、お気軽にご相談ください。