第10回 腰痛と股関節 腰痛専門 茂原駅前の整体院
腰痛はさまざまなな要因が重なって起きる事が多いです。
しかし、患者様の生活背景全てを知る事は困難です。
私が日々、患者様を診させて頂き腰痛の患者様はどの部分に特に特徴が出るのかを書きたいと思います。
今回は「股関節」に関して説明致します。
・股関節の特徴
⑴股関節は人体の中で最も大きな関節
⑵骨盤を支えている
(3)3軸構造(肩関節も3軸構造)
関節が「お椀にボールを入れた様な関節」になっている為、複雑な動きが可能。
(4)関節の前後左右に強力な筋肉が付着している
上記が大きな特徴です。
⑴股関節は人体の中で最も大きな関節
・大きな関節の為、それを支える筋肉や靭帯も大きく、強力です。
股関節の動きが悪くなるという事は、大きな筋肉を使えなくなる、という事です。
筋肉は車で例えると、エンジン(動く為に必要)です。
エンジンが上手く働かないと、アクセルを踏み込みます。(人では、必要以上に力を入れて動く事)
その様な状態が続くと、いずれは故障して動かなくなります。(人では痛み、として出てくる)
⑵骨盤を支えている
骨盤には内臓(腸や膀胱、子宮など)が入っています。
内臓は腹膜という膜によって吊るされいる様な状態です。その為、骨盤が歪む事で、内臓も移動します。
内臓が移動する事で、血管や神経が圧迫され身体へ様々な悪影響をもたらします。
その骨盤を支えているのが股関節です。
股関節の影響で骨盤が歪むとは?
例えば、
足を組む姿勢を想像して下さい。
その場合、片方の足を上げ、身体を捻る姿勢になります。
さらに、体重を片方の骨盤で支えなければなりません。
この姿勢が続くと股関節に体重の負荷と捻れが生じて骨盤を歪めます。
ついつい足を組んでしまう方は、上記の理由で歪みを生じている可能性があります。
(3)3軸構造(肩関節も3軸構造)
股関節は肩関節同様、複雑な動きにも対応可能です。
しかし、
日常生活で股関節を大きく動かしますか?
歩く・立つ・座る・
生活の中での主な動作は上記3つです。
足を前後に動かす事はあっても、左右や回す動作は少ないです。
その為、使われない動き(左右・回す動作)から機能が衰えていきます。
(4)関節の前後左右に強力な筋肉が付着している
太ももの前と後ろの筋肉は、最も強力な筋肉です。
その為、体重を支えたり、身体を動かしたりする為に非常に大切です。
なので、
この筋肉の働きが鈍くなると、身体への影響が大きいのです。
□正座が出来ない
□前屈した際に自分の足首が掴めない
□腿上げの動作で膝が腰の高さまで上がらない
□片足立ちで1分立てない
上記のテストで1つでも当てはまれば危険です。
大きな筋肉が付いているという事は、そこに栄養を与える血管、動かす為に必要な神経などが、たくさんあるという事です。
関節の動きが悪くなるという事は血管、神経の働きも鈍くなります。
・股関節が悪くなるとどうなるのか?
上記でも書きましたが、股関節は人体最大の関節です。
この股関節が動かなくなる事で身体のあらゆるところに、影響がでます。
・股関節痛
・腰痛
・膝痛
・足関節痛
・腹痛
・便秘
・頻尿
・冷え性
・下肢の神経痛
代表的な例でも上記にあるような症状があげられます。
・股関節は日々の予防が大切
股関節の痛みや、動かしずらさを、放置し悪化して施術すると長期的な施術を必要とする事が多いです。
それは日々、使用するので安静にする事が出来ないからです。
股関節の骨は人体最大の骨「大腿骨」があります。
常に体重という負荷を与えています。
骨粗鬆症になり、それが悪化すると大腿骨が変形します。
変形を起こし痛みが増してからの施術は手術なども必要になる事もあります。
・股関節周りの筋肉はしっかり使えるように!
何度もお伝えしてますが、股関節には強力な筋肉がついています。
前もも→大腿四頭筋
後ろもも→大腿2頭筋
この二つが主に強い筋肉です。
その二つを同時に鍛えることの出来るスクワットトレーニングがありましたので、参考にして下さい!
・最後に
まずは自分自身の身体がどの様な状態なのか、それを知る事が第一歩です。
早く知る事で、痛みを防ぐ事ができます。
その参考にこのブログが役立てて頂ければ幸いです。
身体を知る事は自分を知る事でもあると思います。
忙しい毎日の中に、少しでも自分自身を見つめなおす時間があると、より人生が豊かになると思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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