第6回 自律神経に関してお悩みの方へ (2)
自律神経
⑴交感神経→活動時
⑵副交感神経→リラックス時
前回は自律神経(交感神経・副交感神経)がどの様な働きがあるかを書きました。
今回は実際に来院される患者様で自律神経と関係か深い症状をあげていきます。
*これから述べる自律神経だけが原因なわけではありません
[頭痛]
→頭痛の中でも「緊張性頭痛」と呼ばれるものが自立神経と深く関係します。
緊張性頭痛の特徴
・頭全体が締め付けられる、圧迫される
・軽度〜中等度の痛みが持続する
・日常生活動作で増悪しない
・肩こりや、目の疲れを伴うことが多い
上記が主な症状です。
原因
⑴物理的原因
→デスクワークなどでうつむく姿勢で首や背中へ負担が大きくなり血流障害が起こり発生
⑵精神的原因
→過度なストレスが原因で自立神経
(交感神経が優位になり血管を収縮する事で血流障害を発生)
[不眠]
・物理的・精神的ストレスが過度になると不眠の症状が現れます。
・不眠ではなく睡眠の質の低下
(朝の重だるさ・日中に眠たくなる)の様に身体に現れる方も多いです。
・リラックスするべき時間(就寝時・休暇)でも交感神経(活動時)が働く為、身体と心が休まらない
原因
・仕事、人間関係、環境、などのストレス
・生活リズムの乱れ(昼夜逆転など)
・ホルモンバランスの崩れ
[首や背中の痛み]
交感神経(活動時)が働くと身体は緊張状態になります。
自律神経の乱れが原因で、筋肉の緊張や痛みが出やすいのが首〜背中です。
[首〜背中に症状が出る原因で考えられる事]
・多くの筋肉が付着している
・痛みのセンサーが多い
・腕の重さ、頭の重さを支えている
・心臓より高い位置に血管がある為、流れが悪くなると滞りやすい
・呼吸に関係する筋肉
上記の様に、辛さが出やすい原因が多くあります。
中でも重要なのが最後に記した『呼吸に関係する筋肉』という部分です。
交感神経(活動)が働く→呼吸が浅くなる→酸素が取り込みにくい→身体が酸素不足→筋肉硬くなる→交感神経が働く→呼吸が浅くなる
この様な「負のループ」が完成してしまうのです。
当院でも自律神経の施術を行っておりますが、この呼吸に関連した部位に対して施術を行っております。
現代人の6割が「慢性的な過呼吸状態」といわれています。それは、浅い呼吸が数多く繰り返されているという事です。
無意識に行っている呼吸を、変えようと試みても、すぐには治りません。
それは、正常な呼吸を阻害している原因があります。
例えば
次の2つの姿勢で深呼吸を行なって下さい。
⑴上を向いて深呼吸
⑵下を向いて深呼吸
空気の入り方が違うと思いませんか?
下を向くと気管が圧迫されます、また肺が圧迫され空気が入ってきません。
肩甲骨も動かな為、呼吸に関連する筋肉が動かなくなります。
日常的に目線が下がる姿勢を行なっていると、呼吸が浅くなるのです。
一度、阻害された場所は自分自身でなかなか特定出来ません。
お近くの医療機関や当院にお越し頂き、ご相談ください
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