脊柱管狭窄症と坐骨神経痛について
こんにちは!茂原駅前整骨院です。
本日は脊柱管狭窄症と坐骨神経痛いう疾患についてお話していきます。
脊柱管とは、椎骨が連なってできたトンネル状の管のことを言います。管の中には脳から続く脊髄神経が収まっており、脳脊髄液で満たされています。脊髄神経は腰椎部では馬尾神経や神経根になっています。
脊柱管狭窄症とは、神経の背中側にある黄色靭帯が分厚くなったり、椎体と椎体の間にある椎間板が突出してヘルニアとなったり、あるいは骨そのものが変形突出したりすることで脊柱管が狭くなった状態のことを指します。
脊柱管が狭窄すると中を走る神経が圧迫されます。これらの変化は基本的に加齢変化ですので、ご高齢の方に多く見られます。しかし、狭窄のあるすべての人に症状が出るわけではありません。画像診断上狭窄があっても痛みやしびれなどの症状が出ない場合もあります。
・好発部位
第3腰椎と第4腰椎の間、第4腰椎と第5腰椎の間、第5腰椎と仙椎の間の椎間板に多くみられます。
・年齢
50~70歳代といった中高年に多く発症します。
症状
腰椎部の神経の通り道(脊柱管)が狭くなるとその中を走る神経が圧迫され、下肢の痛みや痺れ感、麻痺(脱力)が発生します。時には股間のほてり、排尿後にまだ尿が完全に出し切れない感じ(残尿感)、便秘などの症状が発生する事もあります。これらの症状は主に立つ、歩くことにより悪化し、さらに長距離を続けて歩くことができなくなります。この歩く・休むを繰り返す状態を間欠跛行(かんけつはこう)とよび、脊柱管狭窄症に特有な症状です。
脊柱管狭窄症のセルフチェック項目
・足の痛みやしびれが発生し歩けなくなるが、少し休むとまた歩けるようになる
・腰を丸くすると症状が和らぐ
・腰を反らすと症状が悪化する
・歩き続けるのは難しいが、スーパーマーケットのカートを使うと楽に歩ける
・尿漏れ、尿の出辛さを感じる
・自転車を漕ぐことは楽に行える
・仰向けで足を伸ばすとしんどくなり、足を曲げると楽になる
・腰痛よりも足の痛みやしびれが気になる
坐骨神経・椎間板ヘルニアでお困りの方へ
今回は腰痛の方に知識として知ってほしい「体幹のインナーマッスル」に関して書きたいと思います。
・筋肉には浅い筋肉(アウターマッスル)・深い筋肉(インナーマッスル)があり、
層になっています。
それぞれの役割をお伝えします。
1 浅い筋肉(アウターマッスル)
主に大きい筋肉(大胸筋・三角筋)・意識を筋肉にむけると簡単に動かす事が出来る筋肉・
走る・物を持つなどの大きな動きに対して動く
2 深い筋肉(インナーマッスル)
「体幹」「肩関節」「股関節」などに多い・意識して動かす事が難しい・
姿勢を維持するようなときに働く・
腰痛を患う方の多くはインナーマッスルが弱く姿勢を維持できなくなっています。
インナーマッスルの低下→姿勢を維持できない→アウターマッスルで姿勢を維持する(筋肉が硬くなる)→アウターマッスルの疲労→姿勢悪化→関節・神経を圧迫する→痛み発生!
上記の経緯を経て痛みが発生します。
人間の筋肉の種類は650種類ですがインナーマッスルが9割を占めるといわれています。
姿勢を維持する働きの他に内臓を支える働きや、基礎代謝を上げる働きもあります。
当院ではEMS治療という高周波治療器を使用しインナーマッスルへアプローチを行っております。
腰痛の方は負荷のかかるトレーニングができない方が多いのですが、EMS治療では患者様は動かないため痛みを伴いません。
治療の関してのご質問などありましたらお気軽にお問い合わせください。
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