悩みタイトル

帯状疱疹は、水痘にかかった時のウイルスが神経節に潜伏して疲れやストレスで再活性化して発症する疾患です。

帯状疱疹によって起こる全身的な症状

頭痛
発熱
視力低下
難聴
可動域制限(特に腕)
麻痺
排尿障害
皮膚刺激

などの症状が表れます。

施術のタイミングが遅れるとこのような症状が後遺症として残る恐れがあるので、早期施術が望ましいです。
また、症状が出ないように疲れやストレスを溜めないように日常生活を工夫していくことも必要になります。

帯状疱疹後に対する当院の考え

帯状疱疹の痛みに対して適切な施術が遅れたり受けなかったりすると、頭痛や発熱、片側の皮疹が生じるなどの全身的な症状が現れることがあります。
また、ウイルスが神経を傷つける可能性があるため、目や耳の神経に損傷が生じると視力低下や難聴が起こり、運動神経に損傷が生じると可動域制限や麻痺、排尿障害などが発生する可能性があります。

これらの症状は後遺症として残ることがあるため、できるだけ早期に帯状疱疹の痛みの施術を開始することが重要です。

帯状疱疹後を放っておくとどうなるのか

帯状疱疹は、水ぼうそうにかかってから神経節に潜伏していたウイルスが再活性化して発症する疾患です。
主に加齢やストレス、過労などで免疫力が低下し、潜んでいたウイルスが神経を伝わって皮膚に到達し、帯状疱疹として現れます。症状としてはピリピリと刺すような痛みがあり、激しい場合は夜も眠れないことがあります。

帯状疱疹を放置すると発熱や頭痛が一般的な合併症として表れますが、神経の損傷によって皮膚症状が治った後でも痛みが続く「帯状疱疹後神経痛」が最も頻度が高い合併症となります。

また、顔面に帯状疱疹が発生すると角膜炎や結膜炎などの目に関する疾患、まれに起こる耳鳴りや難聴、顔面神経麻痺などが生じる「ラムゼイ・ハント症候群」を引き起こす可能性があります。

帯状疱疹後の軽減方法

帯状疱疹は、水ぼうそうにかかった際のウイルスが神経節に潜み、再活性化して発症する疾患です。そのため、まずは帯状疱疹にならないよう予防することが重要です。

日常の疲れやストレスが再活性化につながるため、以下のような生活習慣に気をつけることが予防に役立ちます。

・疲労やストレスを溜めないようにし、十分な睡眠をとる。
・身体を冷やさないように温かく保つ。
・好きなことに熱中する。
・患部を刺激しない。

帯状疱疹にかかった後の合併症として「帯状疱疹後神経痛」があり、こちらは薬物療法で施術していきますが、痛みを完全に取り除くことは難しいです。
しかし、上記に注意して生活習慣を工夫することで、痛みと上手に付き合っていくことができます。

帯状疱疹後の軽減に効果的な当院の施術メニューは?

◯鍼灸施術
東洋医学的な観点から患者様の内側のエネルギーを強化する鍼灸施術を行います。この施術により、免疫力や精力、体質が改善し、交感神経の作用を抑制し、副交感神経の作用を促進させることが期待されます。これにより、痛み以外の不眠や精神不安定などの症状も同時に軽減できます。

帯状疱疹については、東洋医学的に3つのタイプに分けられます。

1.気滞血瘀タイプ
 疱疹がなくなっても激しい痛み、両脇の張痛、不眠などが見られます。
2.寒湿滞絡タイプ
 寒冷な日や湿気の多い日に症状が悪化し、四肢の冷えを感じます。
3.気血両虚タイプ
 痛みはひどくないが、治りにくく、疲れると痛みが増悪し、休むと軽減します。
 普段疲れやすい、食欲不振などがあります。

患者様に合った施術を通じて、内在する力を引き出します。

◯頭蓋骨矯正
帯状疱疹は自律神経を大きく乱すことがあります。
頭には多くのツボ経穴があり、頭蓋骨矯正は自律神経を安定させる効果が期待できます。この施術により、痛みによる神経の興奮を抑え、症状軽減に寄与します。

その施術を受けるとどう楽になるのか

鍼灸施術と頭蓋骨矯正を組み合わせることで、帯状疱疹の痛みによって乱れた自律神経を整える効果が期待されます。

交感神経が優位になると、身体が痛み、皮膚がピリピリする、不眠症、肩が挙がらないなどの症状が表れることがあります。
こうした症状が続くことは大変ですが、大事なのは副交感神経を優位にすることです。副交感神経が優位になると、睡眠が快適になり、皮膚のピリピリ感がなくなり、イライラが減少し、肩の痛みも軽減される可能性があります。

この施術によって帯状疱疹後の悩みがスッキリ解消されることが期待できます。

軽減するために必要な施術頻度は?

できるだけ毎日通っていただくことをお勧めします。
日常生活の疲れやストレスを施術で取り除くことで、帯状疱疹の発症リスクを低減できます。

帯状疱疹は、加齢や疲労、ウイルスなどが原因で免疫力が低下すると潜んでいたウイルスが再び活性化し、背骨に近い神経に症状を引き起こします。
痛みの強い帯状疱疹が治癒しても帯状疱疹後神経痛が発生することがあり、痛みに苦しむことがあります。

発症自体がストレスや免疫力低下のサインでもあるため、毎日の施術で全身を整え、自然治癒力を高めることが大切です。施術では自律神経を整え、免疫機能や内臓機能を調整し、症状が治癒しやすい状態を促進します。

お身体の状態を整えて、疲れやストレスによる免疫力低下を予防しましょう。