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顎関節症 について

顎関節症とは?

顎(あご)は複雑な構造と機能を持つ部位です。顎には筋肉・関節・神経が集中しており、下顎は上顎の筋肉によって支えられています。食事をしたり、おしゃべりをしたりする際に、これらの組織が連動して動きます。

顎の関節やその周囲に何らかの原因で痛みや動かしづらさが生じる状態を顎関節症といいます。顎がスムーズに動かず、食べ物を噛みにくい、顎を動かすと不快な音がする、痛みを感じて口が開かないといった症状がみられます。

さらに、顎関節症の症状は顎周辺だけでなく、肩こり・腕や指のしびれ・偏頭痛・耳や鼻の不快感など、広範囲にわたることがあります。これらの症状の程度には個人差があり、軽いものから重いものまでさまざまです。

重い症状の場合、適切な対応をせずに放置すると、まれに顎の機能に大きな影響を及ぼすこともあります。

顎関節症の根本原因は?

顎関節症の根本的な原因として最も多いのは、姿勢不良による骨格の歪みです。
一見関係がないように思われますが、顎付近の筋肉は首の筋肉とも密接に関連しているため、姿勢が悪いと首の筋肉が硬くなってしまいます。

デスクワークでのPC作業やスマートフォンの使用など、悪い姿勢で長時間作業を続けることが引き金となる場合も多いです。

また、姿勢の悪さによる影響は男性よりも女性に多い傾向があるため、特に女性は顎関節症になりやすいといわれています。

さらに、ストレスによる歯ぎしりなども顎に大きな負担をかけるため、顎関節症のリスクが高まります。

こんなお悩みはありませんか?

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新しい環境で慣れず急激なストレスを感じることが多い方。
歯ギシリをよくしてしまう。
何かに熱中したり緊張して強くくいしばる(冷房が寒くて歯をくいしばった、特別な行事で緊張してくいしばった)。
唇や頬の内側をかむ癖がある。
頬杖を突く癖がある。
左右どちらか一方でばかり噛む癖がある、または片側の歯が悪いため反対の歯だけで食べ物を噛んでしまう。
うつ・不安因子がある、ストレスで夜よく眠れない等の睡眠障害がある方。

顎関節症に対する当院の考え

知っておくべきこと

顎関節症が起こりやすい原因として多いのは、固い食べ物を噛んだ時や姿勢不良です。特に当院に顎関節症でご来院されている患者様の9割を占めているのは、姿勢不良による顎関節症の方です。

仕事でデスクワークが主流となり、長時間同じ姿勢で、猫背の姿勢が続いている方は、首が前に出てしまうため、首の筋肉が硬くなり、それに関連する顎の筋肉も引っ張られてしまいます。そのため、顎の筋肉に筋緊張が起こり、顎に負荷がかかりやすくなり、顎関節症を引き起こしやすくなります。

また、普段デスクワークを行っていない方でも、長時間スマートフォンを操作することが原因となることもありますので、安心はできません。

顎関節症はなぜ起こるのか?

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顎関節症の原因の一つとされている歯ぎしりや、無意識の歯の食いしばりなども、ストレスが原因であることが多いです。歯ぎしりや食いしばりは、精神的ストレスを受けることによって、脳がストレスを発散させている行動と言われています。精神的ストレスが多い場合、噛みしめる筋肉の疲労や緊張を引き起こし、顎のバランスが悪くなります。

また、日常生活における習慣や癖も大きな影響を与えます。例えば、頬づえや歯ぎしり、唇や頬の内側を噛む癖、片側の歯での偏った噛み方の癖、うつぶせ寝の習慣、猫背などです。近年では、スマートフォンや携帯電話、パソコンの長時間にわたる操作も原因の一つとされています。

顎関節症を放っておくとどうなるのか?

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顎関節症の主な初期症状としては、口が開けづらい、カクカクと音がする、顎に痛みがあるなどがあります。カクカクという音は、クリック音と呼ばれています。また、顎関節症が原因で、頭痛や腰痛、肩こり、めまい、耳鳴り、眼精疲労、手足のしびれなどが起こる場合もあります。

原因としては、歯ぎしりや食いしばり、かみ合わせのバランスが良くないこと、頬杖や猫背などの悪い姿勢、ストレス、顎のケガなどが挙げられます。複合的な原因が関わることも多く見られます。

初期段階に治療を行わないと、食べ物が食べられなくなったり、口が開けられなくなるなど、日常生活に支障が出る可能性が高くなってしまいます。

顎関節症に効果的な当院の施術メニューは?

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【骨格矯正】
仕事での長時間のパソコン作業や日常生活の不良姿勢により症状が出てきている場合は、原因として骨格の歪みから起こることが考えられます。そのような状態には、骨格を正していく全身の骨格矯正が効果が期待できる施術となります。

全身の歪みを整えることで身体のバランスが安定し、不良姿勢により一部分に無駄にかかっていた負担を軽減し、原因となる圧迫を作っている部分にアプローチできます。

【頭蓋骨矯正】
首の筋肉の緊張から起こる場合には頭蓋骨矯正をお勧めします。こちらの頭蓋骨矯正は顎関節症に特化した施術となります。

頭蓋骨矯正は、首から顔、頭にかけて筋肉をほぐすだけでなく、顔の歪みも整えることが期待できます。また、頭痛や眼精疲労、自律神経系を整えるのにもお勧めです。

その施術を受けるとどう楽になるの?

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全身の骨格矯正を行うことによって、首回りの筋肉をほぐせるだけでなく、体の歪みの要因となる猫背も軽減が期待できる施術となります。

また、頭蓋骨矯正は首周りの筋肉やかみ合わせで歪んでしまった頬骨も正しい位置に戻すことができます。歪んでしまった頬骨を正しい位置に戻すことにより、噛み合わせが悪くなり顎にかかっていた負担を取り除くだけでなく、近接の頭の筋肉も緩むため、頭痛の軽減が期待できる施術となり、日々偏頭痛や頭の凝り感も軽減できる可能性があります。

一度、当院で受けてみるのをお勧めします。

顎関節症を軽減するために必要な施術頻度は?

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頭蓋骨矯正の施術の頻度としては、最初の3ヶ月が痛みを取るために必要な期間となりますので、はじめは最低でも週に2回の施術を受けていただくことを推奨しています。痛みがなくなってからは、症状を安定させるために最低でも週に1回の施術を3ヶ月間、計6ヶ月を見ていただくことが必要となります。

骨格の矯正は昨日、今日で歪んだわけではなく、長い年月をかけて歪んでしまっています。そのため、最低でも6ヶ月の施術を継続することが望ましく、しっかりと施術を行うのであれば、12ヶ月の期間を見ていただくことを推奨しています。