悩みタイトル

朝起きたら背中が痛み出した
身体を急に動かして痛くなった
ものを持ち上げようとしたら痛くなった
身体を傾けると背中に痛みが出る
背中にハリ感を感じる

これらの項目の中で一つでも当てはまる場合、「ぎっくり背中」の可能性があります。
ぎっくり背中とは、一般的によく聞く「ぎっくり腰」とは違います。
ぎっくり腰は主に背骨の関節を痛めることが多いですが、ぎっくり背中は、主に背中の筋肉を損傷することにより痛むもののため、肉離れをした状態に近い状態です。

ぎっくり背中に対する当院の考え

ぎっくり背中の原因として、以下の項目が考えられます。

1.上半身の急な動作(運動)
2.運動不足
3.筋肉の柔軟性の低下(主に肩甲骨まわり)
4.身体の冷え
5.普段の姿勢不良(猫背、巻き肩、反り腰、ストレートネックなど)

これらの原因により、ぎっくり背中になってしまうと考えられます。
ぎっくり背中になってしまった方のほとんどが、姿勢の悪さから始まり、柔軟性の低下や身体の冷えなどに影響を及ぼしています。

背中の筋肉は、首から腰にかけてつながる長い筋肉のため、首や腰、お尻、足と密接な関係になっています。
そのため、足が硬い人もぎっくり背中になる可能性があります。

ぎっくり背中を放っておくとどうなるのか

ぎっくり背中では、主に「背中の急激な痛み」、「背中の筋肉が張ってる」、「身体を傾けると痛い」、「深呼吸をすると痛い」、「前かがみになると痛い」などの症状がでます。

特徴としては、突然痛み出し、痛み始めは身体を動かすことができない程の状態になります。
発症してからの72時間は炎症期といわれ、最も痛みが強い期間であると共に、治すのに大事な期間でもあります。

この3日間で安静と適切な施術を両方行えなかった場合、症状が広がり、治るまでの期間が長くなると共に、背中だけでなく腰や首にも不調がでる可能性が高くなり、お仕事や日常生活への影響も強くなります。そのため必ず早期に施術を受ける必要があります。

ぎっくり背中の軽減方法

ぎっくり背中の軽減方法と致しましては、まずは大元の原因となる姿勢を整える必要があります。

普段から簡単に意識できることとしては、胸を張ることと顎を引くことです。
この二つを意識して頂くだけでも、背中の筋肉の緊張が和らげることができ、筋肉を柔らかい状態にすることができます。

あとはお尻や足まわりのストレッチを行うこともおススメです。
足やお尻まわりの筋肉は背中の筋肉と密接な関係になっているため、ストレッチを行い血流を良くしてあげることで、足やお尻はもちろん、背中の筋肉も柔らかい状態にすることができます。

この二つにアプローチをすることで、背中の痛みやハリ感が緩和されると共に、ぎっくり背中にならないお身体づくりが期待できます。

施術を受けるとどう楽になるのか

『骨格矯正』は、猫背や巻き肩、反り腰、ストレートネックなどの骨格の歪みにアプローチし、姿勢を整える施術になります。
施術中に痛みを伴うことはほとんどなく、受けて頂いたあとは全身にスッキリ感と軽さが実感していただくことが期待できます。

歪みを治す際に「ポキッ」と音が鳴ることがあります。音が鳴る施術が苦手な方、骨が弱い方には、『猫背改善施術』を行います。
主に上半身のストレッチを行うため、多少の痛みは伴いますが、骨格矯正と同様、姿勢が整い上半身のスッキリ感と軽さが実感していただくことが期待できます。

足の硬さが強い方には、『筋膜ストレッチ』で下半身のストレッチを行い、背中の筋肉の緊張が強い場合には、『鍼』を受けて頂くことで、スッキリ感と軽さを実感していただくことが期待できます。

軽減するために必要な施術頻度は?

ぎっくり背中をしてしまった直後は、3日間は痛みが強く、それを抑えるため3日間毎日施術を受ける必要があります。

炎症期が終わった後は、原因を取り除く施術になります。1回の施術の効果期間は約2~3日のため、週に2~3回以上受けて頂くことが理想です。

最低でも3~9か月はお身体に変化を出すための期間になります。
姿勢の改善や予防をしたい方には、12~18ヶ月必要になります。