めまい
めまいとは?
めまいとは、自分自身や周囲が動いていないにも関わらず、バランスを保つ三半規管などの異常により、動いているような違和感を感じ、平衡感覚を失った不快な状態を指します。しばしば「目が回る」「天井がグルグル回る」などと表現される回転性のものや、身体がフワフワ浮いているような感じ、あるいはユラユラ揺れているような感じの浮遊性や動揺性、また「目の前が真っ暗になった」などと表現される失神性など、様々なタイプがあります。
めまいの根本原因は?
様々な疾患が予想される「めまい」ですが、日常のめまいに共通することは、脳の血液量が減少し酸素が行き届かず酸欠を起こして生じることです。
貧血の方はそもそも身体の血液量が少なく、脳に行く酸素も少ないためにめまいが起きます。貧血ではない人も、何らかの原因で頭に血が少なくなると、同様にめまいが起こります。特に、姿勢が悪い(常に頭が前に出ている姿勢)方は、首の筋肉が硬くなり、血流が悪くなり脳に血液が十分に行き届かなくなり、めまいを起こす人が多いです。
こんなお悩みはありませんか?
立ち上がると目の前がふらつくといったイメージが多いですが、めまいにも
目覚めとともにめまいを感じる
ベッドから起き上がるとフラフラする
自分や周りがぐるぐる回る
空間がふわふわしている
気が遠くなりそうな感じ
物が二重に見える
不安感、動悸、吐き気がある
といった様々な症状があります。
症状によって疾患が異なることがあるので、専門医の相談することをお勧めします。
中には重い疾患であることもあるため、早めの対応が必要になります。
めまい に対する当院の考え
軽い疾患から重い疾患まで様々あるめまいですが、めまいを起こしやすい人の多くは姿勢が悪く、立った時や座っている時に頭が肩よりも前に出ている傾向があります。
頭が前に出てしまうと首への負担が数倍かかり、筋肉が硬くなります。筋肉が硬くなると筋肉内の血液循環が乏しくなり、姿勢が良い方に比べて頭への血液量が少なくなります。血液は酸素を運んでくれるため、脳が酸欠状態になり、めまいを引き起こしてしまうのではないかと当院は考えています。
血液検査をしても貧血ではないのにめまいが起こる方は、脳の酸欠によるめまいが多いです。
めまい はなぜ起こるのか?
比較的良性の内耳性めまい(三半規管の障害によるめまい、正確には前庭機能障害)が最も多く見られますが、中には脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血ほか)や心臓疾患などによる命にかかわる場合もあります。また、薬剤性、高血圧症、脱水症、不整脈、起立性低血圧症、熱中症、各種神経難病、低血糖症、貧血、外傷後頸部症候群、頸性めまい、鼻性めまい、心身のストレスなどもめまいの原因になります。
めまいの他の症状も一緒に把握しておくと原因がわかっていきます。放っておくと、めまいだけではなく感覚麻痺や頭痛などを引き起こすこともあるので、専門の方に相談することがおすすめです。
めまい を放っておくとどうなるのか?
めまいは一時的に休憩することで症状が落ち着きますが、放っておけば治る疾患ではありません。原因によって症状は異なりますが、放置すると聴力の障害を伴ったり、手足の麻痺などの機能障害を引き起こすことがあります。最悪の場合、命に関わることも少なくありません。原因を特定して、適切な施術を受けることが重要です。
また、めまいによる二次的な被害が起こることも多いです。めまいによって相手と接触し、怪我をするケースも事例としてあります。電車でのめまいはさらに危険です。相手に怪我をさせてしまうこともあるので、しっかりと施術を受けることをおすすめします。
めまい に効果的な当院の施術メニューは?
めまいの原因は様々ですが、その中で多くを占めているのが、姿勢が悪く立ったり座ったりする際に頭が前に出てしまい、首周りの筋肉が固くなり、脳に十分な血液が行き届かず酸欠状態になり、めまいを起こすケースです。そのため、根本的に姿勢を改善すると脳への血流が良くなり、めまいも軽減が期待できます。
当院では骨格の矯正メニューをおすすめしています。さらにひどい場合は頭蓋骨の矯正を行い、血液を脳に行き届きやすくします。
しかし、めまいには重い疾患の可能性もあるため、詳しくお話をお聞きして、少しでも変わった症状が出る場合はすぐに専門の方に相談するようお伝えします。
その施術を受けるとどう楽になるの?
まず、骨格矯正を受けると全体的に骨格が整うため、猫背や巻き肩の軽減が見られます。自然と前にあった頭の位置が軸に重なるようになると、首への負担が大幅に軽減され、頸部の筋肉の負担も減少します。筋肉が柔らかくなると血流も良くなるため、脳に血液が行き届きやすくなり、めまいも軽減されます。
しかし、骨格の矯正には時間がかかるため、徐々にしか効果は期待できません。すぐに効果を出したい場合は頭蓋骨の矯正を行い、頸部や脳の筋肉を緩めてすぐにでも脳に血液を届けやすくする方法があります。
めまい を軽減するために必要な施術頻度は?
症状によって異なりますが、ひどい場合は1週間に2回以上の施術をおすすめします。徐々にめまいが少なくなれば、1週間に1回や1ヶ月に1回と頻度を下げていき、施術しなくてもめまいが出ないようになれば卒業といった形になります。
その後、今後めまいが起こらないような身体を目指すのであれば、1ヶ月に1、2回のメンテナンスとして施術を受けることをおすすめします。