四十肩・五十肩
-
このようなお悩みはありませんか?
体温が最も下がる明け方や寒い時に痛みがある
髪がとかせない、結べないというような首の後ろで手が組めない「結髪障害」がある
帯やブラジャーをつけられないというような腰の後ろで手がくめない「結帯障害」がある
腕を上に上げられない、後ろに回せないというような「運動障害」がある
夜眠れないほどの激痛が伴うといった「夜間痛」がある
上記のようなお悩みがある方は「四十肩・五十肩」の疑いがある。 -
四十肩・五十肩に対する当院の考え
四十肩・五十肩は、肩の腱が断裂していたり、レントゲンなどで明らかな異常はあまり認められない。肩関節は滑液包や腱板という腱や靭帯に囲まれている。加齢により、これらの周辺組織に炎症や癒着が発生し、肩の運動を阻害すると考えられている。多くは3ヶ月、短ければ2日、長くて1〜2年、中には数年と回復までの時間には個人差があるが必ず治る症状である。自然治癒を待つよりも治療を行ったほうが痛みが軽減され、早く回復することができる。四十肩・五十肩には「急性期」と「慢性期」があり、治療方法もその時期によってことなる。
-
四十肩・五十肩を放っておくとどうなるのか
四十肩・五十肩を放置すると痛みは取れたとしてもずっと使っていなかった腕は上がりにくくなり日常生活動作に支障が出る。もっと腕を使わないでいると肩関節が固まってしまい腕が動かなくなる。そうなると、リハビリだけで治すには時間がかかり最終的に手術することになり兼ねる。また、四十肩・五十肩だと思い込んで放置していると「鍵盤断裂」だったという可能性もあり注意が必要である。腱板断裂を放置してしまうと断裂した部分が拡大し、悪化していってしまうので早期発見が重要になる。2つとも症状が似ていて放置していると手遅れになり兼ねないので注意が必要である。
-
四十肩・五十肩の改善方法
四十肩・五十肩の改善方法は急性期、慢性期で異なる。急性期の場合、安静が必要である。炎症が起こっていて、痛みも強い時期なので冷やすことが重要である。慢性期の場合、無理をしない範囲で腕を動かす運動やストレッチングなどが必要である。例えば、振り子体操が効果的である。この体操は片手をテーブルなどにつき上半身を前屈みにし、片方の手をだらんと垂らし前後左右に10〜20回程度小さくゆする。痛みがない場合はペットボトルなどを持ち少し負荷を上げるとさらに強化できる。関節に余計な負担をかけずに行うことができる。また、筋肉が固まってしまっているため温熱療法を行い、血行をよくすることが重要である。
-
四十肩・五十肩の改善に効果的な当院の施術メニューは?
四十肩・五十肩の改善に効果的な当院の施術メニューは、急性期・慢性期で異なる。まず急性期では疼痛が最も強いため患部を動かさず治療できる電気治療が効果的である。マッサージでは届かない深い筋肉にまでアプローチができ、患部に負担をかけずに治療ができる。慢性期では筋肉が固まってしまっているため肩まわりの筋肉にアプローチする上半身矯正治療、肩甲骨はがしが効果的である。筋肉を緩めることで肩関節の可動域を上げることができる。特に上半身矯正治療は筋肉を緩める手技だけでなく骨格にもアプローチをしているためオススメの治療メニューである。
その施術を受けるとどう楽になるのか
急性期での電気治療では、肩関節の動きに最も関連がつよい深い筋肉にまでアプローチができるので早期に痛みを取ることができる。慢性期での上半身矯正治療では、筋肉を緩める手技と骨格にアプローチをしているため肩関節を正常の位置に正すことができる。肩甲骨はがしでは、肩関節を動かしながら肩甲骨まわりの筋肉を緩めることで肩関節の可動域を上げることができる。そのため、筋肉の硬さからくる可動域制限が無くなり四十肩・五十肩による腕の上がりが改善できる。
改善するために必要な施術頻度は?
四十肩・五十肩を改善するのに必要な施術頻度は急性期、慢性期で異なる。急性期では疼痛が最も強いため、毎日行うのが理想的だが、最低でも週3〜4回行う必要がある。慢性期でも日常生活動作で痛みがある場合は毎日でも行うのが理想的だが、週3回行う必要がある。ある程度痛みも引いてきたら週1〜2回に頻度を下げメンテナンスを含めて行えるのがよい。