野球肩・野球肘
こんなお悩みはありませんか?

【 野球肩 】
肩に腫れがある
ボールを投げると肩が痛む
フォームが安定しない
腕をひねる動きで肩が痛む
日常生活で少し肩を動かすだけでも痛みを感じる
【 野球肘 】
利き腕の肘が変形してきている
練習後に肘が痛い
肘の内側に違和感がある
肘の曲げ伸ばしがしにくい
肘の痛みで荷物が持てない
【 その他 】
痛みで腕が大きく振れない
投球を再開するとすぐに痛む
野球肩・野球肘について知っておくべきこと

肩や肘のことを考えるのであれば、シーズンオフの重要性があります。
シーズンオフの期間が短ければ、肩や肘を休める期間も短くなります。肩や肘は、疲労してもきちんと休むことで回復が期待できます。
仮に痛みを感じた場合でも、初期段階で痛みを感じる動作をやめ、安静にすることで軽減が期待できます。
しかし、疲労が重なったり、痛みを感じても十分に安静期間をとらないと、関節内の組織の痛みが進行し、修復に時間がかかることがあります。最悪の場合、関節内の組織が損傷して、肩や肘に障害が残る可能性もあります。
そこで、シーズンオフの重要性を改めて認識し、3か月以上の期間を設けることが必要とされています。
症状の現れ方は?

野球肩や野球肘の多くの原因は、オーバーワーク(オーバーユース)によるものです。
過度な練習や一日の投球数が多すぎると、野球肩や野球肘になりやすいといわれています。投球動作によって肩甲骨まわりの筋肉や肩関節、肘に繰り返し負荷がかかってしまうためです。
肩では、インピンジメント症候群が挙げられます。腕を肩より高く上げる動作が繰り返されることで発症します。
肘では、肘の内側の靭帯に炎症が起きた状態を内側上顆炎と呼びます。投球時に肘の内側が引き伸ばされる力が働くことで発症します。
肘の内側の腫れや圧痛、投球時の痛み、肘の可動域制限などが主な症状です。
その他の原因は?

成長期に繰り返し投球動作を行うことで、上腕骨近位の骨端線に負担がかかり、離れてしまうことがあります。これを上腕骨骨端線離開といいます。
好発年齢は主に10歳から15歳といわれており、成長期の選手に多発する投球障害のため、リトルリーグショルダーとも呼ばれています。
投球直後に強い痛みを感じるのが特徴で、放置すると成長障害が起こる可能性があります。
また、投球時に肘外側の骨同士が衝突した際に、骨や軟骨が剥がれてしまう状態を離断性骨軟骨炎と呼びます。肘外側の圧痛や投球時の痛みが主な症状です。
さらに、剥離した軟骨が関節に引っかかることで、突然肘が動かなくなるロッキングを起こすことがあります。
野球肩・野球肘を放置するとどうなる?

野球肘や野球肩は、放置したり無理をして使い続けると、日常生活で不便を感じることが増える場合があります。
具体的には、肩関節の不安定性、慢性的な痛みや不快感、動きの制限によるスポーツパフォーマンスの低下、肘の変形による動きの制限、靭帯が骨に影響を及ぼすことなどが挙げられます。
さらに、ケガが悪化すると最悪の場合、手術が必要になるケースもあります。特にお子様の場合、放置すると成長障害につながる可能性もあります。
そのため、少しでも違和感や痛みを感じた場合は、すぐに安静にすることが必要です。
また、医療機関や接骨院で状態を確認してもらうことをおすすめします。
当院の施術方法について

野球肘や野球肩の施術で使用される物理療法には、「楽トレ」などのEMSを用いた施術があります。
痛みが出ている箇所に超音波を当てることで、肩や肘に使用すると炎症を抑え、筋肉などの緊張を緩和し、肘や肩への負担を軽減が期待できます。
野球肘の原因となるフォームの影響を軽減するには、全身の筋肉を柔らかくすることが重要です。
手技療法では、腕の筋肉だけでなく、投球動作で特に重要となる肩まわりや肘まわり、太ももの筋肉を指圧でほぐしていきます。
筋肉の緊張を取り除き柔軟性を高めることで、早期回復が期待できます。
軽減していく上でのポイント

野球肘や野球肩の症状を軽減していく上では、運動後のケアやフォームの見直しが重要です。
そのため、野球肘や野球肩の負担を軽減するには、日頃からストレッチを行い筋肉の柔軟性を高めることが大切です。
具体例としては、手首や前腕のストレッチ、指先のストレッチなどがあります。
もう一つ大切なのはウォーミングアップです。
ウォーミングアップを行うことで筋肉を温め、柔軟性を高めることができます。その結果、急な動きによるケガを予防することにつながります。
さらに、アイシングも効果的です。
繰り返しの投球動作によって肘や肩には大きな負担がかかるため、アイシングを行うことで肘や肩の血流が良くなり、疲労の蓄積を防ぐことが期待できます。
監修
四街道北口接骨院 院長
資格:柔道整復師
出身地:沖縄県 浦添市
趣味・特技:野球






