テニス肘の痛みには、以下のような特徴がみられることがあります。

タオルや雑巾を絞るなどの動きで痛みを感じる。

何もしていないときは痛みを感じない。

悪化すると、何もしていないときでもジンジンと痛みが出ることがあります。

ドアノブをひねる動作、ペットボトルのキャップを開ける動作なども痛みが出る可能性があります。

悪化すると手関節の方まで痛みが出る可能性もあります。

一定の動作をしたときに肘の外側から腕にかけてが痛むことが特徴となります。また、反対に安静にしているときには痛みが生じないことが多くみられます。

これを放置すると症状が強まり、何もしていない状態でも痛みを感じるようになったりしてしまいます。

テニス肘は急性期と急性後期のふたつに分けられます。
急性期とは痛めてから１〜２週間の時期のことを言います。

急性期は冷却・安静が大切になりますが、冷却について一つ注意点があります。
よく、冷やすために湿布を使用する方がいらっしゃいますが、実は湿布は患部を冷やすという効果はないのでお気をつけください。
しっかりと患部を冷やすためには保冷剤や氷水などを当てる必要があります。
また、必要に応じて消炎鎮痛剤を使います。

急性期後は、温めたりストレッチをすることが重要です。
痛みの改善後は、徐々に運動負荷をあげていくことをお勧めします。

テニス肘は難しい言い方をすると【上腕骨外側上顆炎】という症状名になります。

テニス以外のスポーツや日常生活の動作でも大いに発症する可能性があります。

テニス肘は軽いものであれば安静にしていれば自然治癒する場合もありますが、基本的にはおすすめできません。日常的な動作が症状を強めてしまう原因になり得るため、安静にし続けることが難しいと言われています。

放置して重症化してしまうと痛みが引きにくく、ものを掴むのが辛く感じてしまったり、肘の曲げ伸ばしが制限されてしまう可能性もあるので、少しでも違和感が感じたら早急に施術を受けることをおすすめします。

痛む部分が熱を持っている場合は、まずは冷やしてあげることが大切です。
また、手首周りや肘周りを安静にすることから始める事で徐々に痛みが緩和していきますが日常生活で使う部分にもなるのでサポーターなどを装着することをおすすめします。

このほか、痛みの原因となる筋肉の硬さは自分でストレッチや筋力トレーニングを行うこともとても大切になってきます。痛みに対しては炎症や痛みを和らげる薬や専用のバンドの使用、リハビリテーションなども効果的です。

このような施術で改善されない場合や痛みが悪化する場合は最悪手術になってしまうケースも時々あるので早めに整骨院などにご相談ください。

テニス肘は、筋肉の過度な緊張をやわらかくする必要があります。

したがって炎症を抑えてくれる効果の高い鍼施術が一番効果的です。
また、鍼の施術が苦手な場合や怖い方は、電気での施術でも鍼施術と似たような効果を発揮してくれる周波を流すことができます。

鍼施術は患部よりも周りの筋肉からアプローチをし筋肉の緊張を緩めていきます。
はりの効果として血流が上がることから、筋肉が柔らかくなり鎮痛効果があると言われています。

電気の施術では何枚かパッドがありますので、鍼と同様患部周りにしっかりと電気を流し痛みの改善をはかっていきます。