腰椎分離症について - 茂原駅前整骨院茂原駅前整骨院

腰椎分離症は、腰椎の一部にある椎弓（ついきゅう）と呼ばれる骨の一部が分離する状態を指します。この状態は、スポーツや過度な身体活動、あるいは慢性的なストレスなどによって引き起こされることがあります。このブログでは、腰椎分離症について詳しく説明し、整骨院での治療やケアについても触れていきます。

腰椎分離症とは

腰椎分離症は、腰椎の一部が分離し、椎間関節の機能が損なわれる状態です。通常、腰椎の椎弓と呼ばれる部分は、椎体とともに椎間関節を形成し、脊柱管を保護します。しかし、腰椎分離症では、この椎弓の一部がずれたり割れたりすることで、椎間関節の安定性が低下し、腰痛やその他の症状が引き起こされることがあります。

腰椎分離症は、特定の要因や条件が重なることでリスクが高まる場合があります。以下に、腰椎分離症になりやすいとされる人々の特徴をいくつか挙げてみます：

スポーツ選手やアスリート: 特に脊椎に反復的なストレスがかかるスポーツ（例：体操、陸上競技、重量挙げなど）を行うアスリートは、腰椎分離症のリスクが高まります。急激な動作や着地、反復的な腰の曲げ伸ばしなどが原因となります。

肥満や過体重: 過体重や肥満の人は、腰椎にかかる負荷が増加し、腰椎分離症のリスクが高まる傾向があります。体重の増加により、脊椎へのストレスが増し、椎間関節への負担が増えます。

過度な身体活動や労働: 重い物の持ち上げや長時間の立ち仕事、腰に負担がかかる労働など、過度な身体活動や労働を行う人は、腰椎分離症のリスクが高まる可能性があります。

姿勢の問題: 前かがみの姿勢や脊柱のカーブが正常でない場合、腰椎への負担が増加し、腰椎分離症のリスクが高まります。また、筋力の不均衡やコアの弱さも腰椎分離症の要因となります。

加齢: 加齢によって、椎間板や脊椎の変性が進行し、腰椎分離症のリスクが高まります。椎間板の水分や柔軟性が減少し、腰椎の安定性が低下するためです。

症状

腰椎分離症の主な症状には、以下のようなものがあります：

腰痛: 腰椎分離症の最も一般的な症状は、腰の痛みです。この痛みは、動作時や特定の姿勢で悪化することがあります。

放散痛: 腰椎分離症によって、坐骨神経や腰神経に圧迫が生じることがあり、放散痛やしびれが生じる場合があります。

歩行困難: 重症の腰椎分離症では、脊柱管が狭窄し、脊髄や神経根に圧迫が生じることで、歩行困難や足のしびれ、筋力低下が生じる場合があります。

整骨院での治療とケア

整骨院では、腰椎分離症に対する総合的な治療やケアが提供されます。具体的な治療法は、患者の症状や状態によって異なりますが、以下のようなアプローチが取られることがあります：

マニュアルセラピー: 整骨院では、マニュアルセラピーと呼ばれる手技療法が行われます。これには、整体やストレッチング、関節の調整などが含まれ、腰椎分離症による症状の改善に役立ちます。

運動療法: 適切なエクササイズやストレッチングプログラムが提供され、筋力を改善し、姿勢を正常化することで、腰椎分離症の症状を軽減します。

姿勢指導: 整骨院では、正しい姿勢の保持や日常生活での注意点についてアドバイスが行われます。これにより、腰椎分離症の再発を防ぐことができます。

整骨院での治療やケアは、個々の症状や状態に合わせてカスタマイズされるため、症状の改善や再発防止に効果的です。しかし、症状が重度である場合や神経症状がある場合は、医師の診断と適切な治療が必要です。

腰椎分離症になりやすい方には特徴があります。

年齢でいえば、骨が完全に成長していない10代での発症が多いとされ、スポーツを行っている方、ジャンプやひねりといった腰に急激かつ大きな負担がかかる運動をしている方の発症率が上がる点が大きな特徴です。

一般的な腰椎分離症の発症率が5%程度といわれているのに対し、スポーツ選手の発症率は30%とも40%ともいわれています。

腰椎分離症の特徴は腰をそらした時の痛みです。腰をそらしたり、ひねったりした時に痛みがでます。

最初は運動した時にだけ痛みがでますが、徐々に日常生活でも痛みがでます。

腰椎椎間板ヘルニアと違って足のしびれや痛みがでることはありません。