顎関節症


顎関節症とは?
みなさん、顎関節は何の骨で構成されているかご存知でしょうか?
実は、下顎骨という「顎の骨」と側頭骨という「頭の骨」で構成されています。この関節が何らかの障害によりズレてしまうと、音が鳴ったり、炎症が起きている場合は食事の際に噛むと痛みが伴うことがあります。
顎関節症の根本原因は?
根本的な原因は様々です。最も大きな原因として、顎関節の「噛み合わせの悪さ」が考えられています。しかし、この原因にはさらに様々な要因があります。
まず、構造的な筋肉や骨、靭帯などの軟部組織が弱くなると、顎関節は支えきれなくなり、噛み合わせが悪くなる可能性があります。これらの組織が弱くなる原因として、筋力不足や過去に顎関節を脱臼したこと、精神的な要因などがあります。そのため、噛み合わせが良くない理由は人それぞれ異なることがあります。
顎関節は会話や食事の際に必ず使用する関節であり、負担がかかりやすい部分です。そのため、音が鳴る方だけでも人口の約20%が罹患しているとされています。
こんなお悩みはありませんか?
顎関節症を罹患している方は少なくないと感じています。ですが、症状は軽いだけで顎関節症ではないと思っている方は沢山いるかと思います。そんな方は下記を参考にし、ご自身の身体の状態を確認ください。
顎を動かすと音が鳴りやすい
顎を動かすと痛みが伴っている
口が完全に開くことができない
顎関節周辺の筋肉が硬くなっている
精神的に疲れが溜まってしまっている
このような様々な原因により顎関節症を引き起こしやすいと言われています。
顎関節症に対する当院の考え
前述した通り、顎関節症は筋肉や骨、靭帯が何らかの原因により力が減少したり、硬さが出てきたりすることが影響しています。ただし、稀に変形してしまっている場合がありますが、それについては改善が難しいことがあります。しかし、その他の筋肉や骨の状態については軽減できる可能性があります。
当院では、頭や顎の関節、またその周囲の筋肉にアプローチし、力が入りやすい状態に近づけることで、顎関節への負担を軽減できる可能性を高めています。また、精神的な身体へのストレスが原因で筋緊張が強くなっている方には、自律神経へのアプローチを行い、ストレスを軽減できるような身体作りをサポートさせていただいています。
顎関節症はなぜ起こるのか?
顎関節症は、前述したように、顎関節周囲の筋肉の硬さや、精神的なストレスによって筋緊張が強くなることが原因とされています。その結果、顎関節の噛み合わせが悪くなってしまうことがあります。顎関節は食事をする際や会話をする際に頻繁に使用する関節です。日常生活で使用頻度が高くなるため、顎関節周囲の筋肉に負担がかかりやすく、筋肉が硬くなりがちです。
普段からストレッチを行っている方でも、頭や顔、顎周囲の筋肉を緩めることができている方は少ないのではないでしょうか。また、仕事や日常生活においてストレスを抱えている方も少なくないと思います。ストレスが溜まりすぎると、自律神経が乱れ、筋緊張が強くなるため、こちらも注意が必要です。
顎関節症を放っておくとどうなるのか?
顎関節症は、音が鳴るだけの軽度のものもあれば、痛みを伴うものもあります。ほとんどの方が軽度の顎関節症であるため、放っておく方も多いのではないでしょうか。しかし、放っておくと、単純に症状が悪化してしまったり、顎関節が外れやすくなったり、口を動かすと痛みが生じて食事がまともにできないといった日常生活にも大きな支障をきたすことがあります。
顎関節は日常生活でも高頻度で使用する関節です。特に食事は人間の三大欲求の一つであり、そこで支障が出てしまうとストレスを感じることが想像できると思います。顎の痛みが気になり、食事や会話がしづらくなると、気持ちも不安になるかもしれません。そうなる前に軽減を目指すことが大切です。
顎関節症に効果的な当院の施術メニューは?
当院では様々な症状に対してアプローチできるよう、豊富な施術メニューを用意しています。
【頭蓋骨矯正】
特に顎関節症に対しては、頭や顔周りの筋肉を緩めると同時に関節の歪みを整えていく「頭蓋骨矯正」などが効果が期待できます。頭や顔の骨は一つの骨で構成されているわけではなく、頭と顔を合わせて15種類、23個の骨で構成されています。そのため、小さな関節が少しずつ歪んでしまうと、筋緊張が強くなってしまうことがあります。
【全調整鍼】
また、顎関節症はストレスも一つの原因とされているため、自律神経を整える施術も効果が期待できると考えられています。当院では「全調整鍼」という鍼が、特に効果が期待できる施術です。
その施術を受けるとどう楽になるの?
まず、「頭蓋骨矯正」では、頭と顔の骨を持続圧で整えていきます。整えることで、筋肉も正しいポジションに戻り、少しずつ弛緩していきます。また、手技で顔全体の筋肉を緩めることで、元々ある筋緊張を緩めることができ、関節の可動域が広がります。その結果、顎が動かしやすくなったり、筋肉の硬さが軽減することで、本来の筋肉の力が発揮され、顎関節が支えられやすくなります。
また、「全調整鍼」では、腹診を行い、どの部分に障害が出て自律神経が乱れているのかを確認し、その後鍼を行っていきます。自律神経が整うことで無意識に力が入ることが軽減する可能性が高くなり、その結果、筋弛緩が起こります。
顎関節症を軽減するために必要な施術頻度は?
軽減させるためには「頻度」と「期間」が重要になってきます。
施術後は長くて1週間ほどで元の状態に戻ってしまうため、理想の頻度は1週間に1回以上が目安です。施術時間も比較的短く、最大限の効果が期待できます。
また、このペースを「6ヶ月」であれば、軽減された状態が安定してきます。「12〜18ヶ月」で根本的に軽減が期待できると考えられます。
少しでもお悩みがある方はお気軽にご連絡ください!