笑顔の先に
市川げんき整骨院に来院したのは
心が晴れない、心から笑えないという患者様。
笑顔もなく、口数も少ない。
心に悩みを抱えている様子だった。
「僕が笑わせてみせますよ!」
明るくそう伝えた。本心だった。
ある日…
「顔面神経麻痺を治して笑えるようになりたい。
先生に、治療をお願いしたいんです。」
まだ信頼関係が築けているとは
思っていなかったのに
自分を頼ってくれたことが嬉しかった。
この患者様にとっての、唯一の先生は自分なんだ。
患者様のココロに刺さった串を
一緒に抜くことができるかもしれない。
患者様の笑顔を取り戻したいと強く思った。

ただ施術をするだけじゃなくて
ただなんとなく通うところじゃなくて
患者様の心が癒える
”第2の家”でありたい。
治療の技術でNo.1になるのは難しくても
接遇だったら、いつだって変えていける。
最初は身体についての相談だけだった
患者様との会話、
いつの間にか仕事やプライベートまで
なんでも話して下さるようになった。
会話の内容が変わるにつれて
患者様の表情にも変化が現れる。
「笑えるようになったんです」
患者様がまとう空気は
初めて会った時と明らかに違う。
笑顔には人生を変える力がある。
あらためてそう実感した。
初めて来院されてから一年以上たった今
患者様は整骨院のムードメーカーとして
周りを明るく照らす存在になっている。